感想文等 | このエピソードの面白さは、複製があくまで自分達を「本物」と信じていた……というところにある。だから、いささかその部分が曖昧になっているうらみはあるかもしれない。 自分が、信じていた自分ではなかった。 自分が自分でなくなる。 そういった魂とか精神、自我、自己、これらの崩れ去る恐怖は、SFやミステリなどの過剰状況が設定できる分野で特に、忘れられない作品が様々に残されている。 この「人を呼ぶ流動生命体」がそうした意味での佳作かといえば、また違ってきてはしまうのだが、ところどころでゾクッとする興奮はおぼえたのだ。 だから、不評も多いエピソードなのだが、個人的にはこれは忘れられない。さらに、これの続編となるエピソードも。(おっぺ)
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