語る「万華鏡」

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塀に書かれた恨み文字(へいにかかれたうらみもじ)

項目名塀に書かれた恨み文字
読みへいにかかれたうらみもじ
分類必殺シリーズ

作者
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  • 公的データ
  • 必殺仕置人第6話。(おっぺ)
  • 江戸の闇に二十五の命が散った試し切り―
    父を殺された幼い子供に犯人を仕置いてくれと頼まれる主水
    牢内の小六にも女郎から依頼があった
  • 感想文等
  • 仕置人の場合、これって何話だったっけ、というとき、「イロハニホヘト。。。」と指折り数えれば大体解るところが便利だ(笑)。第1話「いのちを売ってさらし首」以来、イロハ順の頭文字で出来ているのである。
     さて、この第6話だが、冒頭いきなりサブレギュラーのおしまの父親が殺害されるという展開を見せる。といっても、サブレギュラーなのはおしまであって、父親は初めて出てきていきなり死ぬのでそんなに印象は強くない。
     で、おしまに直接関係するのだから、さぞや濃いストーリーかと思えば、案外そうでもない。比較的キツイ見せ場もなく進んでいく。
     それが、最後の最後辺りで、いよいよ仕置人らしくなるのは、見事に罠にかかって悪殿が髪振り乱した姿で城に戻るところから。気が違ったていで門のところに行き、そこで家臣と争うシーン。ここでの中尾彬の演技が実に濃い。
     そして、じきに切腹というだんで、「冗談じゃない、武士らしく切腹なんてさせるかよ」と仕置に進むのは、「人間のクズやお払い」の展開と同じ。
     単に「殺して終わり」でなく、あくまで「仕置」なのだ、恨み骨髄を晴らすのだ、というテーマそのものが墨守されているのがこの頃の仕置人というところか。(おっぺ)
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