感想文等 | 最初、子供向けのファンタジーっぽいものだなあ、と軽く見ていた。何しろ、「ギンガの森」という異次元世界のような場所に住む、長老を中心とした一族が出てきて、樹が喋ったり、栗の妖精みたいなのがおどけているのだ。 確かに、たとえば「ウルトラセブン」とか、「仮面ライダー龍騎」とか、そういったタイプの、「子供が見ても面白いが、大人が見ても別の面白さや感動を味わえる」というものではなかったかもしれない。けれど、「子供も大人も同じ形で楽しめる」、ちゃんとしたタイプのファンタジー・ストーリーだった。 「子供だまし」の『奇跡』や、得手勝手な『根性』で物語が進んでいくことがない。夢や想いがかなうときは、そこにひとつの努力がある。キャラクターたちにそれぞれの人格が生きていて、そこから生まれるドラマがある。これは、役者もよかったのだろうが、メインの脚本家の力が大きかったのではないだろうか。気軽に、楽しく観られながら、真面目にストーリーやテーマを受けとめることが出来るのだ。 たぶん、こういうのが、「子供番組」としても良質なのだと思う。怪人と戦ったり、爆発したり、そんなことで偏見をもたれがちだとしても。 全体的なテーマとしては、「くじけそうになっても、がんばろうよ」なんじゃないかな、、、と思ったりする。(おっぺ)
脚本がいいのだよね。 ・ギンガレッド、リョウマ!
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