◎世紀の変わり目、ミレニアムを海外で迎えようと企画したランカウイ。当初、10人いた参加者希望者も、仕事、彼女などの都合で最終的には4人にまで大きく減ったしまったが、とても楽しく記念に残る6日間を過ごすことが出来た。さて、この素晴らしき旅の行程は、2000年12月30日から2001年1月4日まで。 ◎初めてランカウイに行くということで、事前にいろいろと情報収集に努めたが、旅行代理店にもインターネットにも宿泊するホテル・レバックマリ―ンホテルや島の詳しい情報がないので、到着するまで期待と不安が渦を巻き、何とも言いようのない気持ちに包まれていた。帰ってきて調べてみたら、ネット上には結構のっていたのだが、ほとんどが海外のサイトで内容を消化するのにとても時間がかかってしまった。さて、続きはこのあとに・・・ 参加者は、のり、なっちゃん、とっしー、さちの4人(ランカウイ空港で飛行機を真似る、さち↑)
◎年末年始を海外で過ごそうとする旅行者でごった返す成田空港を想像していたが、実際には混んでいるというには程遠く、 どちらかというと閑散としていた。空港についてチェックインしようとすると、その日はアメリカ東海岸が大型の低気圧に襲われ、 大雪のため着陸が出来ないかもしれないという張り紙があちこちに掲示されており、「あー、ニューヨークに行く人は可哀想だな」なんて思っていたら、 KL行きの飛行機は整備の関係で1時間出発が遅れるとのこと。いきなり躓いてしまった。時間に余裕が出来たため、さちは「アジアの空港の中で一番化粧品が安い成田空港」という某雑誌の言葉を信じ、免税店をかたっぱしから物色。 クアラルンプールに到着したのは1時間遅れの20:30分。 入国審査を経てホテルに到着したのは10時過ぎ。小雨がぱらつく、ぱっとしない天気だった。まだ夕食を済ませていなかったが、 この時間では外食は難しいということでホテル内でとることにした。メニューは久しぶりのナシゴレンにタイガービール。 ◎初日宿泊した「クラウンプリンセス・インターコンチネンタルホテル」は、マレーシアで一番有名な観光名所、ツインタワーから歩いて15分くらいの場所にある。食事を済ませたあと、 歩いてツインタワーに向かう。KLは雨上がりでムッとしており、まるで梅雨のような蒸し暑さ。少し歩いただけで、体中から汗が噴出して来た。タワー周辺には新世紀を祝おうとする人たちが集まり、メディアも数社集まっていたようだ。さすが世界のツインタワーということもあって高い。 人間の高度な建設技術に感心しながらしばらく見上げていると首が疲れてしまった。翌日は6時30分にホテルを出発するということなので、早めに切り上げた。
◎1998年6月30日に開港したクアラルンプール国際空港は、アメリカのデンバー空港に次いで世界で2番目に大きいというのがうなずけるくらい、とても広かった。日本人の黒川紀章が、最新の建築工学と人間工学に基づいて設計。空港内は緑も多く、また光を多く取り入れられる仕組みになっており、自然を意識したものとなっている。 ◎KLから1時間もかからずしてランカウイ島に到着。飛行機からは建物まで歩く。第一印象は、暑いが思っていたより湿度が低いということ。それに、空港の中は狭いけれども、雰囲気はやはり南の島で青と緑の印象が強い。雲が多いが、陽射しは強い。さっそく免税店をのぞいたさちは、成田で買った同じ化粧を探し値段のチェック。結果は全敗で、平均して1割から2割安いと嘆いていた。 ◎今日から泊まる「レバック・マリーナ・リゾート」はランカウイ島からモーターボートで約15分。移動する場合は必ずこのボートを利用しなければならない。事前にホテルの情報はほとんどなく、一番の心配の種。宿泊するホテルで旅の気分も大きく変わってしまうということもあってだったが、ボートが入り江に入ると無数のヨットが停泊しており、その影から緑に囲まれた建物が見えて来た。未知のホテル、レバックマリーナリゾートだ。 ホテルは東南アジア特有の低層ホテルで、フロント前を爽やかな海風が吹き抜ける。部屋の中は、ベットの周りがレースに囲まれ、洗面所、お風呂は大理石造り。1階のベランダからは砂浜と青い海、その向こうにランカウイ島がみえる絶好のロケーション。予想を上回る高級感のある部屋だった。 ◎再びボートに乗り込み、ランカウイ島に再上陸。お昼を食べていなかったので、ガイドさんのコウさんの紹介の店に行く。注文は昨日も飲んだタイガービールに野菜炒め、スープに焼きそばなどなど。もうお腹いっぱい、ホテルで横になりたかったが、そのまま買い物に出掛けることに。10分程歩いてアンダーウォーターワールドへ。マレーシア最大の水族館ということもあって魚の種類はとても多く、またトンネル状の水槽の中をゆっくり見学した。館内はフラッシュ禁止と書いているにもかかわらず、気がつかないのか無視しているのか、あちこちで光が放たれていた。最後にはカブトガニ、ナマコなどに触れるコーナーもあった。 出口は隣接する免税店につながっており、酒、タバコ、化粧品など共に、日用品も売られていた。日用品の物価は日本の3分の1から4分の1程度。結構混雑していた。建物の外にあるトイレには、入り口の女性がいてチップ(RM2)を支払わないと入れない。 ◎
しっかし、食事して飲んでても時間が持たないので、部屋に一時退散。23時30分に再び参集した。カウントダウンも目前ということで会場内は熱気が溢れる。24時、21世紀の幕が切って落とされ、事前に配られていたくラッカーが鳴り、あたりにこだまする。マリーナの奥から打ち上げられた花火に照らされるとともに、爆竹の爆音がこだまする。「あー、21世紀になったんだなー」とおぼろげに感じるものの、実感はわかない。 会場ではダンスタイムが始まった。ホテルの職員の踊り始め、新年を祝う。バーでカクテルを数杯飲んだ勢いもあって、終了間際の26時まで踊りまくった。布団にもぐったのは午前3時をまわっていた。
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