日がたつにつれて、JOY さんからコメントいただいたときの驚きが薄れてきて、実はだんだんめんどうになってきました。わたしが書くものなんて、だれも待ってないだろうなー、などと思いつつ、書くと言って書かないと自分が気持ち悪いのでやっぱり書きます。こんなにひっぱるつもりはなかったんですけどね。急に忙しくなるなんて、間が悪いというかなんというか。
さて、前置きはこのくらいにして、ちょっとよろしくって? の 11月27日分追記について。 わたしが驚いたのは、他の人に対する誹謗中傷を真実であるかのように受け取った記述(よく知ってるなあーとか)や、裏にそういう事実が本当にあるのではと憶測するような日記を書くのも、2chなどの悪意による書き込みを消極的ながらも支持している事になるというくだりです。その誹謗中傷を書いたのは JOY さんご自身ではないですか。しかも、すべて自分の頭の中で作り上げた根拠のないことです。そういうことなら、JOY さんほどの文章力のないわたしでも、いくらでもおもしろおかしく作ることができます。
たとえば、「だいたい40代の主婦なんて、ふだん夫以外の男性とあまり接点がないものです。そういう主婦が Web 日記を書くようになると、そこには若い男がわんさかといます。喜んでメール交換などをしていると、相手から、自分のかわいいかわいいサイトについてまとはずれな批判をされてしまった。相手のことをにくからず思っていただけに、これは頭にきますよね。そこで、自分のサイトで相手に言いたい放題書いちゃった。もちろん、だれのことだかわからないように、しかも、具体的なサイト名が出てこないように用心深く。JOY さんの日記を読んで、わたしの頭にはこんなストーリーが浮かびました。もちろん、JOY さんに限って、そんな下世話な動機で日記を書くわけがありませんよね。すべてわたしの想像です。実際はぜんぜん違うんでしょう。」なんて、日記読みはいかがですか。最後に「なーんちゃって」式のオチをつけても、読んだ人の頭の中には前半部分だけが残ることはうけあいだし、書くほうもそれを狙って書いているのは明白でしょう。うーん、あまりおもしろくないか。才能ないですね、やっぱり。いや、そういう話じゃなくて。
JOY さんは、オチが通じなかったと嘆いてらっしゃいますが、くどいくらいに推測であることを強調した文章が、かえって「ほんとだけど、なにかさしさわりがあるから、こういう書き方をしてるのね」という憶測を引き出してしまうのです。
そもそも、JOY さんの日記のおもしろさというのは、ていねいな言葉遣いでへりくだってみせながら、その実、後ろを向いて舌を出しているような、上品な奥様の仮面の下に、口の悪い元気な少女が隠れているような、そういう二重性にあると、わたしは思っています。文章がつたないなんて、とんでもない話で、ご自分の芸風(と、あえて言わせていただきますが)の特徴を知り尽くしていて、結論はあくまでも「個性的と思われたいから、無理に毒を入れてみました」というところに持っていくわけです。おみごと、と言いたいところですが、ちょっとやりすぎて衣の下から鎧が見えてしまったと言うところでしょうか。
それから、わたしはこの日の日記の最後の2行で、2ちゃんねるの猿人スレッドに対する「消極的な」反対の意を表明したつもりですが、オチがぬるくて通じなかったようです。おもしろくもないオチをつけようなどという考えは捨てて、今度からは、きちんと書くようにいたします。しかし、「消極的ながらも支持している」って、なかなか便利ないいまわしですね。相手のことばがはっきりしないときは、自分の思った方向に持っていけます。ほんとに、いつもながら勉強になります。どうもありがとうございました。
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