ピンクにしてみました。なんか、女くさいというか、甘ったるい香りがしてきそうですねぇ。われながら、ちょっと暑苦しいです。
さて、しゃべる速度というのは、人それぞれです。早口で畳み掛けるようにしゃべる人、ゆっくり間を取ってしゃべる人。話す内容以外にも、そんなところにその人の「味」が出てきます。
文章では速度というのは、読む側が決めるのですが、それでもやはり、スピード感のある文章、まったりのんびりとした文章というのはあります。概して、スピード感を感じる文章は、分量も多い。わたしは、勝手に「饒舌系」と呼んでいます。きょうひさびさに復活したMen Plan, God Laughs.などは、この「饒舌系」の代表的なサイトでしょう。日常のこまごましたことを書いている日も多いのですが、繰り出される言葉のリズムにふしぎな爽快感があります。
そういえば、ちょっとよろしくって? も、登場した当初は、綾乃さん(当時ビリーさん)の作っていたもうひとつのサイト「ボージャック夫人」に口調が似ているということで、書いているのは実はビリーさんじゃないかというウワサも出ていました。こちらも「饒舌系」ですね。作りこんだ文体が芸を感じさせます。ネタと文章のバランスが取れているのが、人気の秘訣かもしれません。
このふたつは、押しも押されもせぬ人気サイトですから、いまさらとりあげるまでもないでしょうが、最近わたしが熱心に読んでいる日記も、「饒舌系」です。ネットワークうろうろ日記 というタイトルどおり、ネットのあれこれについて語っているサイトですが、まさにやめられないとまらない、一瀉千里という勢いで、言葉がほとばしっています。
言葉に勢いがあるだけでなく、内容的にもまっすぐな視線を感じさせます。
前も書いたけれど、猿人系の日記は否定的な言葉には文中リンクをしない傾向があるよね。上に書いてあることが当たり前の感覚なのだとしたら、そりゃネットの時代と環境の違いから来るものだから仕方ないなぁと思う。とある日記サイト、と形容されて、反論や会話や意思疎通のの場を与えてもらえなくて哀しい思いをしても。ああ、リンクして欲しいなぁ、アタシはちゃんと話し合う気持ちがあるし、間違っていたのならいくらでも頭を下げるのに……と思うのは、環境からくる当たり前の違いだからしょうがない。
「悪意のあるリンク」からのごたごたは枚挙にいとまがありませんが、上に引用したようなリンクをコミュニケーションのとっかかりととらえる考え方を持っていれば、感情的な行き違いから、もうひとつ踏み込んだ話し合いができるのかもしれません。もちろん、相手のあることでもあり、みなみさんの一方通行では話になりませんが。
わたしにとっても、リンクはラブコールです。もちろん、リンクされたことが気に入らない人もいるでしょう。でも、こうして読んでいるよ、わたしの文章もリンクしてほしい、読んでほしい、という叫びは、茫漠としたネットの中で、ほっとするような温かみを感じさせます。
当分このサイトからは目が離せません。
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