じゃりまん小学校
漫画読書感想文
2008年7月分
今月読んだマンガリスト:4冊 |
◎NICE! は特に良かったと思う作品 |
週刊少年チャンピオン2008年31号 週刊少年チャンピオン2008年32号 週刊少年チャンピオン2008年33号 週刊少年チャンピオン2008年34号 |
週刊少年チャンピオン 2008年34号 |
2008年7月24日発売 |
秋田書店 250円 |
▼弱虫ペダル:渡辺航 坂道くんは3位で完走か、今泉や鳴子を追ってスタミナ切れでリタイヤか、 そのやりきれない選択を迫られるも、 答えは「ボクは追いつきます!!」と自分の思いをはっきり主張。 坂道人生最高のポイントである3位よりも 人生最初の友である今泉や鳴子に追いつくことを選択した坂道くんはエライ! 上り坂はまだまだ続くが、坂道くんのモチベーションもまだまだ上り坂。 力の限りペダルを回せ回せ! ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 小鉄は夏休みに入って朝4時に起床して町中の人を巻き込んで高鬼を実施。 そういえばこの「夏休み」が一番小鉄が活き活きする時期なんですよね。 今回の話を読んでそう思った。 これからしばらくは小鉄のド元気ぶりが見られそうですね。 ▼侵略!イカ娘:安部真弘 イカ娘の体重は100キロだけど本人も驚いていないところをみるとそれが標準なのか。 多分、イカ娘の体重のほとんどは水分(海水)なのでしょう。 干物にしたら人間の体重に近くなるかも。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 阿鼻谷はエミリーをも実験材料にして喜ぶなんてホントに悪魔だなあ・・・ こうなってしまうとなにもかも阿鼻谷の思惑通りなってしまって ゲームどころじゃなくなってしまうんですけど、 トムくんは、天狗が現れようと、ドーン一族の伝説が蘇ろうと、 まだまだビクトリーフラッグを続行する肚。 ゲームの趣旨を忘れずに決死のクリフダイブを決行するトムくんはエライですね。 でも助かる方法は・・・まさかリュックにパラシュートなんて仕込んでないよね? ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお なんだかんだで吟子の将来編は大団円で終了。 あっけなかったですが、ヤンキー一家でも佐藤くんはそんなの全然関係なくて 純粋に吟子のことが好きみたいで良かったじゃないですか。 難破家のイケメン一家のイメージをぶち壊して、 なお暴言を吐きまくるオバチャンパワーをもろともしない 佐藤くんのヤンキー一家の難破家を受け入れる素直な心は良し。 対してオバチャンは・・・いろいろと見苦しかったですね。 見たくもないモノが見えてしまうというのは・・・ そこだけは難破家の変装以上に隠すべき所だ。 ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 中国の近代の“八珍”と呼ばれる高級食材は、 ラクダのコブ、オランウータンの唇、ツバメの巣、熊の掌、 ヒョウの胎児、鹿のアキレス腱、カエルの脇腹の脂肪、サルの脳みそ・・・ う・・・どれも食いたくねー!!なんだこの冗談としか思えない食材のオンパレードは。 さすが机と椅子以外の足のある物全てを食べると言われる中国人の発想だ。 ジャンは八珍の中のラクダのコブを使ってホイコーローを作るようですが、 脂肪分が大半を占めるラクダのコブって果たしておいしいんでしょうかねえ。 今のところはただ珍しいだけの食材。 ▼ストライプブルー:原作/森高夕次・作画/松本幸太朗 右か左か事前に分かるアー坊両投げが冴えてます。 平太とバッテリーを組んでバッターを惑わす心理描写があると おもしろいですわこのマンガは。 ▼ヘラクレススピリッツ:西村ユウタ うまく前後編でまとめてくれましたって感じのお話でございましたね。 最後は侍と歯車工学の一騎打ちと相成りましたが、 阿虎は2つの時代の狭間で生きつつも侍の精神を絶やしてはいなかった。 これからは阿虎は普段はインテリ風な勉強小僧でも いざとなったら強烈な侍技を繰り出すヒーローにでもなってくれたらかっこいいかな。 全体的にアベレージ。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 何気なく話しているが実は全裸・・・ 「何気なく話しているが実は立ちション」が強者なら、 全裸は勇者と言えるだろう。 勇者は女性でも可能だ! みんなもこの夏チャレンジしてみよう。 次号、前にカルタマンガを描いていた人の釣りマンガが新連載。 マジですか? |
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2008年7月25日 金曜日 |
週刊少年チャンピオン 2008年33号 |
2008年7月17日発売 |
秋田書店 250円 |
▼弱虫ペダル:渡辺航 坂道くんがロードレーサーに乗り換えてから ただグングンと快走するシーンだけで終始してるんですが それだけでかなり魅せてくれますな。 登り区間で喘ぐ一年生(桜井?)をぶっちぎり、 カーブではペダルを地面にこすりつけながらも ロードレーサーの軽さに感動し、ひたすら激走していく。 得意の上り坂だけに水を得た魚以上の物を手に入れた爽快感が 紙面を通して伝わってきます。おもしろいですねー。 ▼侵略!イカ娘:安部真弘 海の家でイカ娘グッズを販売するアイデアはよかったけど まさか大人買いする方がいらっしゃるとは思ってもみませんでした。 あっけない結末でしたが笑えました。 ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 エミリーの目の前で容赦なく行われる天狗の殺戮同様の襲撃。 そしてエミリー自身にも手をかけたその後、 ついにエミリーの秘めたる能力が目覚める! どうやら催眠術の類のようです。 もしそうなら、天狗をも操ることができる ドーン一族の「夜明けの虹」は人間兵器と言ってもいいくらい恐るべき能力。 さすが軍需企業の令嬢だ。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお イケメン家族を装った難破一家に隣のオバチャン乱入! これまでの苦労が、こんなしょーもねー小ブスのババァにぶち壊される様がおもしろい。 人ン家へズカズカあがりこむずーずーしさは加齢臭が気になり始めるオバタリアンも舌を巻く。 さすが難破一家に躊躇なく入るだけあって気合いも入っているようで。 ▼ヘラクレススピリッツ:西村ユウタ 前後編の読み切り。作者は週チャン第70回新人まんが賞準入選を獲得したヒト。 野蛮な「侍の時代」から「歯車工学」なる学問の時代へと移り変わる頃、 剣術道場で将来侍になることを夢見ていた主人公の周防阿虎(すおうあとら)は 侍の夢を捨て、8年後には偉大な歯車工学士になるべく名門学院の秀才として 先生からも一目置かれる存在にまでなっていた。 一方、阿虎の幼なじみの那奈星天子(ななほしてんこ)は 昔、阿虎が通っていた那奈星道場の師範代として残り、 今もなお剣術に勤しむ天才剣士に腕を上げていた。 そこへ歯車工学の力を利用して町民の前でえばり腐っている 国軍のバカ曹長が現れて、多分コイツを阿虎と天子の2人が懲らしめる ・・・って話になるんだろうけど、 前編を読んでみる限りではナルトやキャラメルリンゴのような 至極真っ当な時代劇ファンタジーの香りがプンプン漂ってます。 読みやすいですが、偏屈揃いのチャンピオン読者には少々物足りない感じもしますね。 学問と剣術の両方が活かされた必殺技を繰り出すとか このマンガならではの変化が欲しいね。 後編の決着の付け方にチ要チェック。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 アニメキャラをムリヤリ立体的な着ぐるみにしたイベントショーってすごく違和感がありますよね。 アメリカネズミはまだいいですが、人間キャラともなると顔がでかい上に 表情が変わらないから不気味なケースが多いんですよねー。 |
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2008年7月22日 火曜日 |
週刊少年チャンピオン 2008年32号 |
2008年7月10日発売 |
秋田書店 250円 |
▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 花丸木が登場する回はハズレが多いんですけど、 今回はなかなか良かったんじゃないでしょうか。 身長はおとなでも下半身は永遠の子供・・・ その姿はまるでキューピーを思い出させます。 キューピー体型で良かったな花丸木。 ▼範馬刃牙:板垣恵介 おっと、ひさびさのタマピンじーさんのご登場ですな。 早速、超スピードでタマゴを割る完全技を披露。 玉の破壊術は140歳になった今も健在。 ▼弱虫ペダル:渡辺航 坂道は初のロードレーサーを一発で乗りこなし人車一体を実感。 ここでようやくこれまで扉絵だけで飾っていた ロードレーサーを手にする坂道がストーリー上に お目見えするカタチとなった。 数年間特殊なママチャリでアキバまで通っていたから もともと才能はあったのはもちろんだが、 自転車を仲間をつなぐ道具として坂道に未知なる力を与えた点は とてもすばらしいと思います。 いい話だ。 でもアニメ好きの精神も忘れずに。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお 吟子って何気にすげーヤツだったんだな・・・ 自分の彼氏を家族に紹介するために家族全員を イケメンファミリーに変身させるとは・・・ あまりの変貌ぶりに笑ってしまいましたが 別の言い方をすれば、難破一家はもともとカッコイイ顔立ちはしていたんだね。 ・・・とはいえ、淳一はヤンキーファミリーの聖域に足を突っ込んだも同然ですから、 このままだとそのうち本性が現れて難破一家にヤンキー魂を叩き込まれるのがオチかなあ。 そもそも吟子はハーフじゃねーだろーに・・・ ▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 なんつーか、ここまでくるともはや真の目的は阿鼻谷の野望を打ち砕くことだよなあ。 薬物によって狂える天狗と化したマタギに加え、 エミリーもドーン家の血が覚醒するって ホントに何もかもが阿鼻谷の思惑通りにコトが進んでいるのが憎いですね。 裏山ではグリーンベレーが銃を発砲するわ、ミュータントはいるわ、 とってもただごとではない大事件に発展してるんですけど、 こんな状況に於いてもトムくんは ゴールのざくろ岩まで辿り着くことだけを考えているんでしょうなあ。 仲間は女性の美華さんとゴキ島で勝算はあるんでしょうか??? ちなみにゴキ島はエミリーによってゴキブリからブタに昇進。 ▼みつどもえ:桜井のりお 小学生のうちから眉毛を気にするのってどうかと思いますけどネ。 吉岡さんは剃った眉毛が数分で元に戻りになるものすごい生命力の眉を持つ少女だ。 これで将来、眉を書く必要はなくなったネ。 ▼鉄鍋のジャン!R:西条真二 尾藤は、XO醤の産湯に浸かって母乳よりも早くXO醤を口にしたとは 大それたことをいってまんなー。 まあ、それほどXO醤に入れ込んでるってことやね。 味はうるさすぎるとジャンに指摘されていますが、 五行壊よりは健全的な料理なんじゃないでしょうか。 ▼金縛っておくれよベイベー:西森茂政 最終回。最後まで疫病神に徹したミツ子に振り回されていたマスオくんですが、 最後にミツ子によって変態的な姿にさせられたマスオを見た母親が 「独自の成長を遂げた」と発言したのには笑った。 アレを独自の成長ってアンタ・・・ 幽霊を取り扱った割には全体的に明るいノリのマンガだったので 決め台詞の「遺影(イエイ)!!」も、あんまりしっくりはこなかったかな。 でもそれはジメジメした暗いイメージはないってことだから ギャグマンガとしてはいいことなのだ。 ▼LOOK UP!-上を向いて行こうぜ!-:水穂しゅうじ 瞬、刈谷を見事ゲッチュー。 瞬は良以上に危険な領域に足を入れてたなー。 瞬の小さな勇気も奮い起こせば恐怖のリミッターも切れてしまうってか。 今度はサッカーコートでその威力を発揮してほしいものです。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 世の中の諸悪の根元をゲーム&マンガに責任転嫁して なんでもかんでも規制するのは日本の悪いクセですね。 規制なんかしても犯罪は無くならないだろうに・・・ |
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2008年7月11日 金曜日 |
週刊少年チャンピオン 2008年31号 |
2008年7月3日発売 |
秋田書店 250円 |
▼ギャンブルフィッシュ:原作/青山広美・作画/山根和俊 獅子堂の黒バラに自分を肩車しろと要求したり、 服を脱げと言ったりできるのも、トムくんだからこそ成せる業だな。 なんだかんだで美華もトムくんの言うことを聞いてるし。 でもそのおかげで行き止まりの洞窟内で グリーンベレーに追いつめられるピンチを見事に切り抜けた。 さすがトムくんだなあ。もしキノコと美華のコンビならもうとっくにジ・エンドだ。 で、脱出したはいいが、ついにエミリーに見つかったトムくん。 しかしエミリーと出会えたことで、誤解を解き、共に天狗の正体を突き止める方向に 向かってくれればいいんだけど、どうなのかね~。 エミリーは聞く耳を持ってくれるかどうか。 ▼元祖!浦安鉄筋家族:浜岡賢次 いくらなんでも今回のはさすがにオチが読めちゃいますよねえ。 それにしても万引き犯を捕まえるつもりが自分が万引き犯になっちゃったって 実際なら笑ってる済まされる問題ではない話ですな。疑問。 ▼ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ):小沢としお ヤンキー嫌いのボンボン中学生・佐藤淳一くんに自分の素性を知られないようにするために 自分の通っている学校や金髪のことまでウソをついてしまう吟子って なんだか自分の通っている学校を家族に隠し通している剛に似てるなあ・・・ ただでさえ進路や家庭のことで悩む吟子にとっては辛い状況だな。 しかし淳一ってホントにいいヤツなのかね? 彼のファミレスでの発言は吟子の人生全てを否定しているような気がしてならないのですが・・・ ▼侵略!イカ娘:安部真弘 大人は語尾に「ゲソ」なんてつけないし 栄子さん、このマンガでそれを言っちゃあ身も蓋もないのでわ? ま、しかし今回のイカ娘の行動はまるで大人の仕草を真似するお子様みたいで おもしろかったですね。 個人的には「にこにこぷん」のテレビを見ているイカ娘がツボ。 ▼弱虫ペダル:渡辺航 まだまだ続く1年生対抗レース。 やはりママチャリでは限界があり 徐々にみんなとの差が開いてしまう坂道くんですが、 今泉や鳴子を始めとする一年生が皆、 坂道くんがロードレーサーで走っていたなら・・・と 坂道くんの実力を見くびってはいない様子。 果たしてロードレーサーを手にした坂道に逆転の術(すべ)はあるのか。 この時点でまだ誰がトップをとるか分からない展開がステキです。 坂道くんももしかしたら・・・ってこともありえるし。 ▼PUNISHER(パニッシャー):佐渡川準 ミルキィが夢見る死神ってあんななの?単なる殺人鬼じゃん。 こんなのに憧れるミルキィの気が知れんなあ。 それともこれはアルトとミルキィの今後の運命の暗示ですか? ▼みつどもえ:桜井のりお 泳ぎの下手な人は、プールで1人必死にゴールを目指す姿が無様ですか。 本当はそうではないんだけど三つ子が言うとそう思えるから不思議だ。 ▼金縛っておくれよベイベー:西森茂政 マスオがウンコを必死で我慢しながら帰宅中に うまい具合にミツ子が現れて金縛って邪魔する よくありがちなギャグだったけどおもしろかった。 ミツ子の金縛りがこれほど邪魔だと思える状況はないっすね。 相変わらず疫病神だけどうまく金縛りネタが活かされています。 ▼悪徒-ACT-:原作/猪原賽・漫画/横島一 鉄面皮男子(ツマンナイボウヤ)! 発情期女(オカシナオンナ)ことアザミ先生ったら人前でナニやろうとしてたんだ。 陽虎よりおまえのほうがよっぽど猛獣。 ▼マイティ♡ハート:マツリセイシロウ コントロールが利かない男の生理現象をよくぞ耐えたなあ十市・・・ 一方、如意棒から逆流した血液を真っ向から浴びた舞島は どうなったんでしょうね。 ▼天国遊戯-ヘブンズゲーム-:雨墨篤 読み切り前後編の後編。 やっぱり婚約者の弟くんが絡んできましたが、 なんともやりきれないバッドエンディングになりましたね。 大切なものを失った婚約者の弟に渡った天国遊戯は また別の人の手へ・・・ なんつーか、オイラには「不幸を呼ぶゲーム」としか思えないのですが、 天国遊戯で願いが叶う人がきっといるんでしょうね。 ・・・で、新たな天国遊戯の持ち主になった人の結末は気にはなるが もうこれ以上見るのは遠慮しておく。 あんなエグい質問をいくつもされて悩みながら答える人たちを見るのだけでも十分イヤだし。 作品としては平凡。 ▼LOOK UP!-上を向いて行こうぜ!-:水穂しゅうじ 屋上サッカーで良くんが刈谷にまさかの惜敗。 そしてこれまたまさか瞬が刈谷の相手になるとは思っても見なかった。 柵がない4階建て校舎の屋上が舞台でケンカが強い刈谷が相手。 内気な瞬にとってはおしっこがちびりきってしまうくらい恐怖を感じる状況のハズですが もしこの恐怖を克服できて勝てたらかっこいいですよねえ。 でも良みたいに屋上から両足がはみ出して落ちそうになる展開になったら 瞬だったら間違いなく屋上から落ちるので、チャージのしあいは避けたいところだ。 ▼現代怪奇絵巻:根本尚 レースゲームに限らず、テレビゲームでは思わず体を動かしたり 押すボタンに力が入ったりすることがよくあります。 最近はプレーヤーをその気にさせる体感ゲームも多いようですし ここら辺は大目に見てもいいのでわ? |
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2008年7月8日 火曜日 |