語る「万華鏡」

(「時空をこえた微笑」に書き足す)

時空をこえた微笑(ときをこえたほほえみ)

項目名時空をこえた微笑
読みときをこえたほほえみ
分類特撮

作者
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  • 公的データ
  • ウルトラマンティガ第36話(おっぺ)
  • 感想文等
  • 冒頭で、幼いヤズミに声をかける老婦人。「暗いぞ。もっと元気なをして、、、ほら、私だってこんなに元気ですよ」――そして、ヤズミに写真の入ったロケットを渡すと微笑んだ。ロケットの写真は一人の見知らぬ少女。。。
     そして時は流れ、ヤズミは成長し、地球は怪獣や宇宙人の跋扈する時代を迎えていた。
     時空の歪みが出現し、何十年も前にバミューダ海域等で姿を消したタンカーなどがあらわれてくる。町がパニックになるが、そんな中、大正生まれの少女までが姿をあらわす。その少女は、あのロケットの写真の少女に見えた。
     もし時空の歪みが消失したなら、この少女はどうなるのか? 一気に時間が流れ込み、年老い、死んでしまうのか。
     自分の知る世界もなく、人々もいないのを悲しむ少女をヤズミは懸命に励ます。「暗いぞ、もっと元気なをして。。。」。
     時空の歪みの原因となっていた怪獣が現れ、ウルトラマンティガも戦うが倒すことはできない。開発した破壊光線を使えば怪獣を倒し、時空の歪みも修復できるはずだが、ヤズミは躊躇する。少女のことが気になってしまう。しかしついに、「さようなら。。。」――光線を放つヤズミ。
     怪獣は倒れ、時空の歪みは無くなり、タンカーは姿を消し。そして、少女もどこにもいなくなった。
     ヤズミはひとりごちる。「僕が殺したんだ。。。」
     しかしやがて彼は思い出す。あのロケットをくれたのは。。。あのときの言葉は。。。

     ラストまでの流れが、全て予想できる、けれどその通りに進んでくれるからこそうれしくなれる、そんなエピソード。
     だからつまり、「ある日どこかで」と全く正反対の作られ方をした話なわけなのだ、これは。
     そして、技巧的な作品の好きな私だけれど、やっぱりこういうストレートな作品も、、、好きなんだなあ(笑)。(おっぺ)
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