項目名 | きみにしか聞こえない CALLING YOU |
読み | きみにしかきこえないこーりんぐゆー |
分類 | SF小説 |
作者 | |
公的データ | 「CALLING YOU」、「傷――KIZ/KIDS――」、「華歌」収録(おっぺ) |
感想文等 | 私もヒトのことは決して、絶対に、言えないのだけれど、冗談のつもりが無神経な言葉の凶器になるというときはあるもので、それをふと想ってしまったので、これは、作品に入れないかもなあ。。。と思いながら読むことになってしまった。 なってしまったのだけど、そんなことは関係なく、やはり作品に入り込んでしまった。(おっぺ) この「Calling You」は、またひとつの、「時をかける少女」の物語だ。いや、かけてはいないのだけれど、「時」をテーマとした物語だ。いつもの、よくある、あれ。だけれども、よくある分際で、なぜかいつもキリキリさせてくれる、あの。 この物語は、なんだかすごく、映像化してみたくなってしまう。アニメではなく、大林宣彦調の、つまり、あの原田知世の時かけのときのような。そんな感じで。クライマックスの、「事故」の瞬間に向けて、少年と少女が近づいていく、その部分を、この小説のように「現在」の視点だけではなくて、「現在」と、「その時」の、両方を画面でカットバックでも何でもいいけれど、視てみたい! 「……違う!」「あれはきみじゃない」 。。。どうしてこんなに、キリキリくるのだろう。。。(おっぺ) けれど、特に、3つ目の物語を読んだあと読むと、また少しは違うのかなという気もしはするのだけれど、それはまたあざとい読み方なのかもしれない。 これからもきっと、読むだろう。(おっぺ) 僕も結構好きです。 やっぱ、読書傾向が似てるなあ。 CALLING YOUは、いい話です。 僕は好きな話だし、この短編集の三作は、 受け取る人によるんでしょうが、僕は拒否反応はなかったなあ。(ふなちゃん) おセンチと言えばおセンチなんでしょうが、それをネガティブに捉える理由も必要も感じないですね(笑)。(おっぺ) 現実にたまにでもあり得ることなので、まるであり得ないギャグであるかのような言い方になっているとちょっと引いちゃったのでした(^^;)。(おっぺ) ・「時」の物語の仲間だと思うんだ。 ここで私は莫迦だからいつものようにポカをやった。チャプターが一部ランダム再生になってしまったのだ。そして――けれど―― それが、別の効果を私に及ぼした。。。これは、どう表現すればいいのか、わからない。この偶然は。。。 そして、私は今、聞き終わったばかりの物語をもう一度聞き返し始めながらこれを書いている。 あのランダム再生は、世界でただ一人、私にしか聞こえない、そんなドラマだったのだけれども。。。 いつでも私はそんな小さな出会いに勝手に啓示を求めている。それは。。。(おっぺ) |