| 項目名 | es【エス】 |
| 読み | えす |
| 分類 | サスペンス映画 |
| 作者 | |
| 公的データ | 1971年にスタンフォード大学心理学部で行われたこの実験は、2週間の予定だったのが7日間で打ち切られ、以後この実験は実施禁止とされた。本作はその実験の結果を忠実に再現している。ドイツ人の手でドイツを舞台に作られた映画という事からナチズムのことが頭によぎるが、本作はナチスのやった行為は極悪人だったからなのではなく、普通の人でもそのような状況に置かれると、残虐な事も平気でやってしまう可能性があることを示唆している。また細部はフィクションのところもあり、心理サスペンスとしても一級の物語に仕上がっている。(tato) 脚本: ドン・ボーリンガー クリストフ・ダルンスタット マリオ・ジョルダーノ 出演: モーリッツ・ブライブトロイ クリスチャン・ベルケル オリヴァー・ストコウスキ ヴォータン・ヴィルケ・メーリング ユストゥス・フォン・ドーナニー スタンフォード大学心理学部ではある実験をするため、被験者となってくれる男性を公募した。集まった20名ほどの被験者は無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられ、学内に設けられた模擬刑務所に収容された。初めはそれぞれの役を演じるだけの簡単なアルバイトと誰もが考えていた。しかし、実験が進むうち、「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていく。それに対して、「囚人役」は卑屈に服従するのみで、まったく抗議できなくなっていく。いつしか、模擬刑務所内は単なる実験の枠組みを越えて、もはや誰にも制御不能の状態に陥っていく……。 |
| 感想文等 | 実は、内容を殆ど知らず、パッケージのあらすじで即座に観よう決めたのだけど、微妙でした。。。 実話であるというだけで、説得力・インパクト共に大だった。一日も経たずに異常心理へと陥る人間の心の弱さ、わかってはいてもショッキングだった。 映画としてさぁどうかーと言われると、この手のものはドキュメンタリーで観たかったな、と。脚色が何処までなされているのかも分からず、ただサスペンスとして作りたかったのか、問題提起の意味もあったのかは不明です。だからこそわざわざ映画にしなくてもーとおもってしまう。 この実験の招いた恐ろしい惨事は、確かに考えていたよりもひどくて、そういった意味では、サスペンスとしてよかったです。始まりのまだ見えていない人間関係を、後へいくほど色濃くしていったのも、見ていて感じよかったし。主人公の彼女役は、恐るべき存在感で素晴らしかったと思うし。 しかしこの後味の悪さをどうにかして欲しいーっていうのも事実(==; 実験責任者である教授のラストの失態、、あれはもうかなりの後味の悪さです、、、 是非是非、真実をドキュメンタリーで見たいです。(tato) 子供の頃、永井豪の「崩れる」という短編コミックを読んで、とんでもない衝撃を受けたことがあります。たぶん、感じない人は感じないコミックだと思うんですが。。。「何故」そんなことになったのか、ということでずいぶん恐怖と疑問を持ち、なんとか理屈的に解決できないかと悩みさえしたものでした。。。観ていないので何ともですが、この映画はそれと似ているのかも?(おっぺ) 「イジメ」映画だな、これは。。。という感想。子供の「イジメ」が取り沙汰されますが、要するに大人だって変わらないということです。立場や状況で、大喜びでそういうことをやり始める。やっぱり、日本だけの話じゃないわけです。 なんの救いもない話なので、陰鬱になりたいときに見る映画かと(笑)。 あー、永井豪の「くずれる」とは全然印象違いました(笑)。むしろ、同じ永井豪の「バイオレンスジャック」の中の『奴隷農場』編というエピソードをふと思い出しました。実際、往時の永井豪がコミカライズしてもおかしくないような気が。。。(おっぺ) |