作者 | 三原順(おっぺ)
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公的データ | 三原順の絶筆。未完。書きかけ。(おっぺ)
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感想文等 | 「悔やんでも悔やんでも、もう間に合わない。。。」ムーン・ライティング・シリーズだと思った。。。 そして、今読み返してみる「ビリーの森ジョディの樹」は。。。 やはり、「愛のつらさ」? そんなふうにしか、私には読むことしかできない。。。 その程度の能力と、そして努力しか、持ち合わせる力も意欲もないのだから。。。(おっぺ)
最初読んだときは、何だか取っつきにくいなあ。。。と感じた。 「はみだしっ子」や「ルーとソロモン」や、あるいは「ムーン・ライティング」に比べて。。。 それは、作者の眼が「大人向け」になりすぎてしまったからなのか、とか、視点が大人の女性になっているからなのか、とか。。。 いろいろ。。。思ったのだけど。。。
今、じっくりと読み返すと。
とても、また深く。。。
巻末の、川原泉の言葉が、とても、よく解った。。。
そんな、再読しての感覚だった。。。(おっぺ)
三原順さんの遺作「ビリーの森ジョディの樹」が、ようやっとという感じで白泉社で文庫に入ってきました。
最初、主婦と生活社から大判サイズで発売され、店頭に並んでいるのを見たとき、その帯等に「遺作」であること、中絶したことなどを書かれてあり、どれほど衝撃を受けたことだったか。。。 帯には、『ああ、もう読めない…!』と記されており、これは、本当に読者たちみんなの絶望と哀しみの叫びだったのだと、今でもそう、思います。
今回の文庫化で、この絶筆の遺作が入手しやすくなったこと自体は非常に歓迎すべきことです。
しかし、これは版元が変わったためと思われるのですが、もともとの主婦と生活社版では「もうひとつのラスト」と題される、中断して以降はこう物語は進む予定だった、という三原さんの「メモ」が巻末に載せられていたのですが、それが今回の文庫版では大変残念なことに割愛されてしまっています。
この「メモ」は、ぜひとも世に出しておかれるべきものだと思いますので、著作権やら何やらは全く度外視し、私個人の勝手な行動として、「万華鏡」内に保存してしまおうと思います。。。(おっぺ)
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