語る「万華鏡」
(ネジ式ザゼツキー)
ネジ式ザゼツキー
(
ねじしきざぜつきー
)
項目名
ネジ式ザゼツキー
読み
ねじしきざぜつきー
分類
ミステリ小説
作者
島田荘司
(おっぺ)
公的データ
記憶の一部を失った男が書いた奇妙な童話。ネジ式の関節を持つ妖精、大きな蜜柑の樹上にある村…。妄想としか思えない男の話から、
御手洗
が導き出した真相とは?
御手洗潔
が童話に秘められた殺人事件に挑む。
(おっぺ)
感想文等
まずなんといってもタイトルが奇抜だった。「
アトポス
」もそうだったが、とにかく何のことやら解らない(笑)。だから、とにかく読んでみようかとなる。この作品の場合、パラパラめくってみると、横書き主体に違うフォントの縦書きが混在だから、なおのこと「何かあるな!?」という気にさせるわけだ。
結論から言えば、必ずしもの傑作ではないが、面白くは読めた、というところか。「なぜ首をネジで」というのが、今さらのような見立てではなくて、必然があったのがうれしいが、考えてみれば、これは実は、前作「
魔神の遊戯
」と同様の発想かも。もちろん根本が違うのだが。
横書きの必然の有無は正直よく解らない。
(おっぺ)
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