語る「万華鏡」
(夜光怪人)
夜光怪人
(
やこうかいじん
)
項目名
夜光怪人
読み
やこうかいじん
分類
ミステリ小説
作者
横溝正史
公的データ
春まだ寒い二月ごろ、不気味な怪盗
夜光怪人
の噂が東京中に広まった。つば広の帽子にダブダブのマントを着込み、全く表情のない
顔
をしたその怪人物は、全身からホタル火のような妖しい光を放っていた。
銀座の展示会で七色の真珠の首飾り『人魚の涙』を強奪した
夜光怪人
は、次に、今度は鎌倉に住む元伯爵、古宮春彦氏秘蔵のダイヤの首飾りを狙っていた。古宮氏の依頼で、本職
顔
負けの名探偵、新日報社の
三津木俊助
記者が警備にあたった。しかし、彼は、
夜光怪人
に裏をかかれ失敗してしまった。
そして遂に、
金田一耕助
が、事件の解決に乗り出したのである……。
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