| 項目名 | 不安な童話 |
| 読み | ふあんなどうわ |
| 分類 | ミステリ小説 |
| 作者 | |
| 公的データ | |
| 感想文等 | ミステリとしても、なかなかワクワクさせてくれる展開でした。ヒロインは何かに気づいてドキドキしているのに、読んでいるこちらには何が何だかわからない。。。と、すごく「何だろ何だろ」って感じでこちらはドキドキします(笑)。 「犬を連れた女」が嗅覚につながって、そこから謎がするする解けていくところは圧巻でした。 溺れ死ぬのはいやだ〜と思いました(笑)。 最後は明と暗の二転三転でした。 ただの幼い女の子という感じだった十詩子さんが「知っていた」と絶望の涙を流すところ。何かを背負っていても、能天気に振る舞うのは強いことです。なかなか、できない。 ヒロインが「探偵役」あるいは「中心人物」「当事者」のつもりだったのが、 「あたしは何だったんだろう。本当は何の関わりもなかったのに、みんなをここまで引きずって来てしまった。」 「あたしのせい? あたしはいったい、何のために?」 と呆然とするところは、北村薫とも加納朋子とも違っていて、ああ。。。と思いました。 「みんなが秒を守ろうとしていたのだ。二十五年前も。今回も。」 印象的な一文です。 「彼女は言ってたんでしょ。次は過ちを犯さないって。次は間違えないって。彼女は判ってたのよ、前は間違えていたんだって。前は失敗したんだって。今度は間違いじゃないのよ、ねえ、そうでしょ?」 間違えた、失敗した。。。と思いながら、同じことを何度も繰り返してしまいがち。。。 できれば、少しだけでもいいから、何か進歩したいです。 そして、エピローグの恐怖。一体、今現在、お姉さんの心にある思いはどんなものなんでしょう。。 もし、「前」での殺人の「原因」がお姉さんであって、そして、もし彼女がやはり「前」の彼女の生まれ変わりなのだったら。。。 このお姉さんは、彼女を「前」で殺した。。。ことに。。。(O.O;)(o,o;) ちょっと怖くて、あまり考えたくない状況です。。。(..;)(おっぺ) |