項目名 | 力をかわす露の草 |
読み | ちからをかわすつゆのくさ |
分類 | 必殺シリーズ |
作者 | |
公的データ | 女には権力、男にはバカ力。共にまともに向かって勝てる相手ではない。 |
感想文等 | 仕置人たちがやられていく「手強い相手」的な展開ではあるのだけれど、そして加害者を中心にしたドラマ部分は濃厚なのだけれど、仕置人たちの心理面が少し薄い。 錠が鉄砲で撃たれて傷つき、おきんが逆上、自ら仕置料を出すが、「情に溺れてできる仕事か」と鉄に諭される。このあたりは後の仕事人シリーズで多用されるのだけど、その最初の「掟」的な現れはこの回なのかもしれない。鉄の言い方も、後のカッコつけ、大見得切っての「これが掟だ!」とは違って、「こんなこと考えてるんだよ」という言い方で、その分気取っていなくて印象強い。 あれ、なんだかこう書いていくと、案外印象強い作品だったかもしれない(笑)(おっぺ) |