語る「万華鏡」

(世の中裏目ばっかりよ)

世の中裏目ばっかりよ(よのなかうらめばっかりよ)

項目名世の中裏目ばっかりよ
読みよのなかうらめばっかりよ
分類セリフ

作者
  • まだ書き込みはありません。
  • 公的データ
  • 必殺仕置人」最終回での念仏の鉄のセリフ。(おっぺ)
  • 感想文等
  • この「必殺仕置人」は、必殺シリーズ第2弾で、中村主水初登場の作品になる。中村主水はその後、「必殺」になり、様々な仲間とチームを組んで「仕置人」から「仕留人」「仕置屋」「仕業人」「商売人」「仕事人」と名前を変えながら、「俺たちみたいなろくでなしでなきゃできない仕事」をやり続けるのだが。。。
    仕留人」以降は、最終回等に於いてチーム壊滅の危機に陥っても、仲間達を逃がしながら主水自身は江戸に、家族の許に留まった。ただ、この「仕置人」のときだけは、主水は仲間達と共に出立しようとしていたのだ。
    その時、盟友念仏の鉄が言う。しようがねえやつだな、と。じゃあ、こうしよう。
    「表が出たら、みんなで行く。裏が出たら、みんなバラバラだ」。
    そして、コインを空中に放り投げる。。。地面に落ち、、、クルクルと回転して。。。
    パタリと倒れたのは、裏面を見せてだった――。
    は、すかさずコインを拾い上げると言った。
    「裏だ!。。。。。。別れようぜ」
    そして、仕置人達は、散会した。中村主水を独り、江戸に残して――。
    念仏の鉄は、独りになってから、コインを毟っていた。二枚のコインを、貼り合わせて作った紛い物。。。それは、表のない、裏面だけのコインだった。そして、ひとりごちた。
    「世の中。。。裏目ばっかりよ」
    その表情は笑みを浮かべながらも、眼だけはやはり寂しく見えていた。。。
    のちのシリーズでの最終回の壮絶さ、儚さ、そういったものが、まだこの「仕置人」には足りないかもしれない。けれど、キャラクターの濃密なドラマはやはりすでに十分に存在している。(おっぺ)
  • この項目に書き込む / この項目の一部を削除する
    閉じる / 注意事項 / 新規項目の登録 / リロード / 管理モード