| 項目名 | 世の中裏目ばっかりよ |
| 読み | よのなかうらめばっかりよ |
| 分類 | セリフ |
| 作者 | |
| 公的データ | |
| 感想文等 | 「仕留人」以降は、最終回等に於いてチーム壊滅の危機に陥っても、仲間達を逃がしながら主水自身は江戸に、家族の許に留まった。ただ、この「仕置人」のときだけは、主水は仲間達と共に出立しようとしていたのだ。 その時、盟友念仏の鉄が言う。しようがねえやつだな、と。じゃあ、こうしよう。 「表が出たら、みんなで行く。裏が出たら、みんなバラバラだ」。 そして、コインを空中に放り投げる。。。地面に落ち、、、クルクルと回転して。。。 パタリと倒れたのは、裏面を見せてだった――。 鉄は、すかさずコインを拾い上げると言った。 「裏だ!。。。。。。別れようぜ」 そして、仕置人達は、散会した。中村主水を独り、江戸に残して――。 念仏の鉄は、独りになってから、コインを毟っていた。二枚のコインを、貼り合わせて作った紛い物。。。それは、表のない、裏面だけのコインだった。そして、ひとりごちた。 「世の中。。。裏目ばっかりよ」 その表情は笑みを浮かべながらも、眼だけはやはり寂しく見えていた。。。 のちのシリーズでの最終回の壮絶さ、儚さ、そういったものが、まだこの「仕置人」には足りないかもしれない。けれど、キャラクターの濃密なドラマはやはりすでに十分に存在している。(おっぺ) |