| 感想文等 | ユーモアミステリには食傷した。
密室にも飽食した。
社会派ミステリには最初から食指が動いていなかったが、最近は論理一辺倒の本格にも楽しみを見出せなくなり、かといって、遊戯性一本槍の新本格だとこれまた満足感を味わえなくなった。
ので、だんだん読む本を選ぶようになってきてしまっていたのだが、この、全然そそられないタイトルの本を手に取ってしまったのは、これの第２作目「密室に向かって撃て！」の書評を見かけて興味をそそられたからだったのだ。
で、まず「密室に向かって撃て！」を手にしたのだが、これがシリーズ２作目だとわかったので、とりあえず一作目のこちら、「密室の鍵貸します」を先に読み始めた次第。
で、感想なのだけど、ところどころ笑える文章で、少し古いセンスだけど、面白くは読める、けれどまあ、次々新刊を愉しみに読もうという感じではないな、という。。。
ただし、この「犯人」が『なぜアリバイ工作を行ったのか』という部分については、なんだか、「あっ」と思った。こういうのを持ち出すのは、私に対して卑怯じゃないか、と思わないでもない(笑)。これまでにこういう理由でのアリバイ工作がなかったわけでもないという気はするけど、ユーモアというかファルスで来ていたので、ちょっと感じるものがあったのかも。
で、続いて２作目のほう読みます。(おっぺ)
|