感想文等 | なんだか「禁断の惑星」のロボットが出てきたな、ということくらいしか印象の残っていない作品。最後の決め手も、犯人の愛情に訴えて自供させるという罠の掛け方で、この愛情はタイトルにもなっているとおり動機に絡んでいるので、この罠も確かに納得はできるのだが。。。つまりは、名探偵としてのコロンボは完全に敗北しているのだ。 ロボットのおかげでなんだか安手な印象になってしまっているが、実のところ、この作品では犯人の頭脳はそれこそ「殺しの序曲」の犯人の上を行き、本当なら、コロンボ敗北という点でもっと盛り上がってもいい作品のはずなのだが、、、演出的に、なんだかわざわざ盛り下げて盛り下げて盛り下げていっているような。そして、なんだか人情時代劇路線に嵌ったような自供への持って行き方。どうにも計算ミスだったとしか思えない。(おっぺ)
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