語る「万華鏡」

(「死の方程式」の一部削除)

死の方程式(しのほうていしき)

項目名死の方程式
読みしのほうていしき
分類ミステリドラマ

作者
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  • 公的データ
  • 刑事コロンボシリーズ。
    薬品を葉巻に仕込んで爆破し、叔父を殺害した天才科学者との対決を描く。(おっぺ)
  • ロジャーは叔父バックナーの会社の専務だったが、仕事はほとんどしないで会社の金で遊びまわっていた。車泥棒にまで手を染めたロジャーに愛想をつかしたバックナーは彼を会社から追い出そうとするが、バックナーさえいなくなれば犯罪も露見せず自分が社長になれると考えたロジャーは、バックナーの葉巻の箱に爆弾を仕掛ける。

    脚本:ジャクソン・ギリス
    監督:エドワード・M・エイブロムス 
    ゲスト:ロディ・マクドウォール(「猿の惑星」)
  • 感想文等
  • コロンボシリーズが、コロンボ対名犯人の頭脳戦・心理戦の面白さが大きいとすれば(例外的なコンセプトの場合もあるが)、犯人キャラの出来不出来が、作品全体の出来不出来と密接に関連するのは当然だ。
     どんなに凝った作風であっても、犯人キャラが薄かったりしてつまらない奴なら、見終わってしばらくすれば、「どんな話だったっけ?」と忘れきってしまう。
     しかし、犯人キャラが濃い話だと、これがいつまで経っても忘れない。ストーリーやプロット、トリックなどの細部は忘れても、キャラクターそのものはいつまでも記憶に残り、またあの話を見たいなあ、、と再視聴してしまったりする。それが「物語」というものなんだろう。
     で、この「死の方程式」の犯人が濃い(笑)。長いシリーズの中で、いろいろな形で印象的な犯人キャラがあったが、この「死の方程式」の犯人は、狂騒的キャラということでは随一ではないか。
     このキャラだからこの話が成り立ち、このキャラだから、あのエンディングが成り立つ。
     幕切れがいつまでも記憶に残る。
     コロンボシリーズの長所は、犯人役に名優を配し、こういう形で「残る」話を作って行けたというところにあると思うのだ。
     だから、新シリーズもできたらそんなふうに作っていって欲しかったんだけれども、、、(おっぺ)
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