感想文等 | これはコロンボとしては珍しい「アリバイ崩し」もの。もちろん、他にも犯人がアリバイを用意するエピソードはあるのだが、そのアリバイを崩すことが中心となって、しかもそのアリバイ崩し自体が「決め手」となるのは、コロンボシリーズでは殆どなかったのでは。 今回の話もエンディングが印象的で、アリバイ崩しでありながら、ちゃんと倒叙もので美味しい部分、「犯人はどこでミスをしたのか?」が決め手に据えられ、しかもちゃんと視聴者が事前にそれを見抜けるはずの伏線も張ってある。だからエンディングがシンプルでしかもきれいで印象的なのだ。 が、それまでの物語そのものはなんだか随分地味な気がする。犯人役のロバート・カルプは、この話では少し抑え気味なのかな? ちょっと残念。(おっぺ)
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