| 公的データ | 通常のミステリ、推理小説、探偵小説などは、事件が起き、探偵役がその犯人を捜す形を取るのが専らだが、それとは逆に、まず犯人が事件を起こすところが犯人の側から描かれ、一体この犯人をいかに探偵が追いつめるのか等を描くのが、倒叙ミステリ。具体例としては、テレビの「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」を思えば分かりやすいか。
ミステリ小説では、鮎川哲也の一時期の短編群があり、これは「チェックメイト'78」という松方弘樹主演の倒叙ミステリのＴＶドラマにもなった(が、「古畑任三郎」の先駆のような作品なのに、もはや覚えている人も殆どいないらしいマイナーで不遇な作品である)。(おっぺ)
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