感想文等 | 私は基本的に、「共犯者」がいるプロットというのは好きじゃなくて、1人の知能犯が全てを支配している。。。というタイプのミステリが好みなのですね。というのは、だいたい、共犯者がボロを出すとか裏切るとか、そういう話を少年時代にやたら目にして、うんざりしちゃったもので(笑)。 その点でいえば、コロンボシリーズでも最初の「殺人処方箋」、これも共犯者もので、そして私のがっかりするタイプのラストだったのだけど、ただ。。。映像本編というより、ノベライゼーションの方で、コロンボがこの共犯者たる犯人の愛人に対して、あんたはこの私にずっとつきまとわれる、犯人の助けなんかは当てにならないぞ、あんたは―― 「独りで戦うんだ」 と言う、この「独りで戦うんだ」と脅しているのか励ましているのかよくわからないようなセリフがなんだか不思議に気に入ったので。まあ、記念すべきコロンボ第1作という意味もあってですが(笑)。 さすがにパイロット版なので、まだコロンボのキャラクターが後々とは違ったりしています。何しろパリッとしてかっこよさげ(笑)。(おっぺ)
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