語る「万華鏡」

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秘密(映画)(ひみつ)

項目名秘密(映画)
読みひみつ
分類ファンタジー映画

作者
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  • 公的データ
  • 監督: 滝田洋二郎
    脚本: 斉藤ひろし
    原作: 東野圭吾
    出演: 広末涼子 小林薫 岸本加世子 金子賢 石田ゆり子

    東野圭吾の同名小説を広末涼子主演で描いた、ミステリータッチの甘く切ないラブ・ストーリー。愛する妻と娘に囲まれ満ち足りた生活を送る杉田平介。だがある日、 妻・直子と娘・藻奈美が乗ったスキーバスが崖から転落する。 二人は病院に運ばれるが、まもなく妻は息を引き取る。娘のほうは、なんとか一命を取りとめたものの、意識が戻った彼女は自分は妻の直子だと告白する。やがて平介もそれを信じ、直子は人前では17歳の藻奈美として振舞い、二度目の青春を謳歌するが……。 (おっぺ)
  • 感想文等
  • だいたい長編小説を映画にしたものは、原作の縮小抜き出しでしかないので、ペケなことが多い。この映画の場合は、原作の持っていた多くの要素のうち、一番メイン部分のみに絞り、しかもヒロインの年齢部分も絞り込んだことで、かなりよくできていたと思う。
    突っ込みどころが多いはずなのを、わざとコミカル仕立てにしたのは上手いと思う。これを原作同様完全にシリアスにしたなら、きつくてとても観ていられない。
    ただ、おおかたの評価もそうじゃないかと思うのだが、ラストの改変はどうだろう?
    秘密」――このタイトルの重みは、原作のラストにのみ似合っているように思う。また、主人公の言葉として発せられたことが、唯一の真相のようにされてしまうのは、せっかくの2時間を薄っぺらくしてしまう気もする。
    たぶんは、「いかにわかりやすい映画にするか」に尽力された結果なのだろうなと思う。それはそれで成功しているだろう。ただし、やはりこの映画を観た人には、原作も読んでみてほしいと思う。これは、長編小説の映画化されたもの、全てを観たときやはり思うことなのだけれど。(おっぺ)
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