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戦後ディズニー・アニメが日本語に吹き替えられたときの事情を調べています。
子どもたちのために吹き替え版を強く要請したディズニーの意をうけてカッティングという技術部長が派遣されて、大映洋画部は『ダンボ』をはじめ、多くの吹き替え版を制作します。
ところが、このカッティング氏についてはジャック・カッティングとジョン・カッティングの二人の名前が出てきます。ディズニーの資料ではジャック・カッティングは1939年に短編アニメ『みにくいあひるの子』でアカデミー賞をとっているアニメーターです。
日本で吹き替え版の制作を指揮したのはジャックなのかジョンなのか、それとも途中でチェンジしたのか、そもそもこの二人は兄弟なのか、まったくわかりません。
この吹き替え版の日本側の総指揮をとった三木鶏郎の研究所には『バンビ』のときの資料が大量に保存されています。そのなかにJohn Cuttingとサインした色紙がありました。すくなくとも『バンビ』はジョン・カッティングが指揮したものと思われます。
さこのサイトの資料でも「三人の騎士」の外国語監修はジョン・カッティングですが、『ラテン・アメリカの旅』ではジャック・カッティングです。
この二人のカッティングについてご存知であれば教えていただけませんか。
また、調べるための文献があればご紹介ください。
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