*ホテル山の荘(桂城)*
今日はあやしい城巡りを離れて、日動美術館で芸術作品を鑑賞しよう、と茨城県笠間市までやってきました。岩間から国道355号線を北上し笠間市街に入ります、美術館の駐車場は何処かな、と辺りを探りながら車を走らせていた所、進行方向右手に学校が有り、その向こうの山の中腹に・・・
「なんだありゃ?」
そこにはどう見ても天守風のあやしい建築物が激しく存在感をアピールしてます。一瞬、白昼夢でも見てるのか、と思いましたが確かに存在しているようです。
その建物に気を取られて駐車場は行き過ぎてしまいました、Uターンして漸く駐車場に車を止め、日動美術館に入ります。
特別展示棟でタイトルを見ないと何の絵なのか判らない絵を眺め、中庭に出てブロンズ像を・・・
えーと、この竹やぶの向こうの建物って、さっきのあやしい城でしょうか?
常設の展示を一通り鑑賞し、(芸術って良く判らないなあ)とか考えつつ、美術館を出てさっきの建物の方に向かってみます。
ステレオ写真(平行法)
凄い・・・
この建物はかなり魅力的です、さっき見てきたシュールレアリズム系の絵画に通じる物が有ります。
多分、何度かの増築で規模を拡大している模様ですが、かなり場当たり的な増築をしたらしく、建物の構造がものすごく複雑です。一方向からの視点では全容が全く理解出来ません。
さらに回り込んでみると、駐車場に出ました。送迎バスが止めてあり「ホテル山の荘」と書いてあるので、宿泊施設の模様です。
ここで、視点を変えて建物群を横から見ると・・・
<なんか、軍艦を横から見ているようだ>
なぜ、この天守風の部分は見る方向によってこんなに形が違うのでしょう?
普通のスクエアな階層にしなかったのは何故ですかね、あとから正面側だけ改築したのでしょうか?
因みに、後で調べた所、この天守風の部分は桂城という名前らしいです。
さらに回り込んでやっと入り口を発見しました。ごく普通?の観光ホテルのようです。
<山の荘入口>
帰ってからGoogleで調べた所このホテルのホームページが有りました。かなり歴史有るホテルのようです(昭和28年創業だそうで、その頃からああいう外観だったかは判りませんが)。内部には先代の支配人が集めたコレクションが有るらしく、かなり面白そうです。
笠間市自体がかなり見所が多くて、もう一度行って一泊くらいしてみたい所なんですが、この手の観光ホテルに一人で泊まるのはどうにも・・・
(おまけ)
その後、笠間城に行って見たのですが、その途中に、二重櫓っぽい城郭風建築物が有りました、しかも同じ敷地に二棟。
なんかのお店だったのですが、その櫓は住宅部分のようでした。しかし、どうもそのデザインが「ホテル山の荘」と共通のような気がするんです。なんか関係有るんでしょうか?
*住居っぽいので写真は掲載しません。