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軽井沢編1 出発

見切り発車で とうとう出発!
終着点の見えないまま遂に連載開始です(←遂に連載と公言しましたよ、何回で終わるんだろう?!)
不評でしたら途中で打ち切りも覚悟で(笑)

怒涛の(?!)軽井沢編 スタートです♪

皆様に励まされ アドバイスも戴き、更に途中で別の妄想が炸裂して頓挫していた軽井沢編ですが、悩んでいても筆が進まないので思い切って纏まらなくてもいいや~と始めてしまいました(^^;
今まで以上にまとまりのない駄文ですが暖かく見守っていただけると嬉しいです(笑)

では 以下本文です 

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軽井沢編1 出発
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遊馬が寮に着いた時にはもう12時を回っていた。
流石に平日なので出勤している者も多く寮の中は人気が少ない。
部屋に戻ると 一気に疲れが襲ってきて思わずベッドに倒れこんだ。
昨晩も寝ていないわけではなかったが精神的な疲労感が大きかった。
『このまま少し寝ちまうかなぁ』とも思ったが 『車や宿の手配が先だな』と思い直し勢いをつけて身体を起こす。
大きく伸びをするとPCに向かい検索を始めた。
レンタカーの予約を済ませると宿泊先の検索に取り掛かり表示された連絡先に直接携帯で予約を入れて到着が夜になる旨を告げると電話を切った。
寮の受付に外泊届けを出し、荷物を簡単に纏める。
時計を見ると午後2時を少し回っていた。

軽井沢までなら練馬から高速に乗れば2時間かからない。
電車を利用するなら東京駅から1時間もあれば着いてしまう。
準待機中でも行ける範囲の小旅行としては妥当な距離ということになるだろう。
荷物と手間を考えると車の方が楽だと考え車を手配した。
一通りの手続きを終えて車を受け取ると、野明に電話を入れる。
数回コールした後、野明が電話に出た。
「今から車でそっちに行くけど大丈夫か?」
「うん どのくらいかかる?」
「30分見といてくれ」
「わかった、気をつけてきてね」
電話を切ると遊馬は東雲に車を向けた。

30分もかからずに東雲の寮に着くと野明に電話を掛ける。
程なく野明が大き目のボストンバッグを抱えて寮からでてきたのを確認すると、遊馬も車から降りてバッグを受け取った。
「荷物、これだけか?」
コクリと頷く野明に助手席の扉を開けて『乗れよ』と促し、遊馬はトランクを開けながら声を掛けた。
「これ、後ろで良いよな」
「うん、平気」
荷物を積んでトランクを閉めると運転席につく。
「じゃ、出るぞ。忘れ物ないな?」
「大丈夫」野明が答えると 車はゆっくりと走り始めた。

練馬I.C.方向に車を向けながら 野明に交通情報の検索を頼んで携帯電話を渡す。
こういうものがあまり得意ではない野明は 「どうやって 探すのか判らない」といって携帯をダッシュボードの脇に置くと、ラジオをつけて交通情報を探すことにした。
練馬から高速に乗って暫くすると ハイウェイ・ラジオの電波を捕まえた。
午後3時前の関越道は特に目立った混雑もなく流れは順調で、今のところ上信越道にも目立った混雑や渋滞の情報は上がっていない。午後5時を過ぎる前に首都圏を抜けさえすればスムーズに目的地までつけそうだった。
「碓氷軽井沢I.C.まで ノンストップで一時間半ってとこだな」
「そんなもんで着くの?意外に近いんだ」野明が驚いた顔をしたのを見て苦笑する。
「でないと、準待機中に出かけられないだろ?高速降りてから宿まで30分くらいあるかもしれないけどな」
「そっか、そうだよね。準待機・・・」半ば忘れていたように言う野明に一瞬呆れたような目を向けたが すぐに前に向き直る。
「S.A.寄りたいところあるか?近いから寄らずに行くならそれでも良いけど、この道沿いは結構大きいところがあるぜ」
「えっと。よくわかんないんだよね・・・」困ったように笑う野明に『こいつに訊くのは間違いだよな』と納得して軽く溜息をつく。
「走りながら考えるか」というと「ごめんね」と拗ねたように野明が呟いた。

交通情報通り道路は空いていて50分ほどで関越道から上信越道に入る。
いつになく口数が少ない野明にちらりと目線を走らせると 丁度こちらを見ていた野明と目が合った。
目線を前に戻し声を掛ける。
「どうした?」
「え? 何が?」野明は少し慌てた様子で返事を返す。
「落ち着かないみたいだからさ、気が進まないなら無理せずに帰るか?」
何気なく問う。
無理強いをするつもりはなかったし、昨日の今日で泊まりに出かけるというのも年頃の女性としては複雑なのかもしれないと今更ながらに思った。
野明は少し吃驚した様子でこちらを見ながら焦ったような口調で言う。
「あの、違うよ、遊馬。気が進まないなんてそんなんじゃないの。そうじゃなくて、なんか変に緊張しちゃって・・・なんだろうね?」
「嫌じゃないならいいんだけどな、なんか有るならちゃんと言えよ?」
「うん。ありがとう。でも帰るのは・・・やだ。」最後は聞き取り辛い位小さい声で言った。
その答えに遊馬は少しほっとする。
「了解。じゃ、少し気ぃ抜いとけよ? 緊張が感染るだろ?」
言いながら左手を伸ばし野明の頭をくしゃくしゃっと撫でると野明は「ごめんなさい」と嬉しそうな笑顔を見せた。
.
時計を確認すると午後4時を少し回った頃で碓氷軽井沢I.C.に着くのは午後4時半前後だなと予想を立てる。
「野明、もうすぐ高速降りるけどS.A.寄らなくても平気か?」
「うん 平気。もう着くの?」
野明の質問に 軽く笑って答える。
「宿までは高速を降りてもう少しある。その前にちょっと買い物に行かないか?あんまりゆっくりしてる時間はなさそうだけどな」
「お買い物?いいね。なに買うの?」
「食い物とか あと色々。泊まるのホテルじゃないから細かいもの買っとかないとな」
遊馬は愉しげな笑顔をみせた。
「そうなんだ。どこに泊まるの?」
野明は小首を傾げる。
「行けば判る」
にっと笑って答えると「教えてくれてもいいじゃない?」と野明が少しむくれる。
それを見た遊馬は「お楽しみってやつだな」と言いながら野明の額を人差し指で小突き、楽しそうに声を上げて笑った。
小突かれた額に手を当てて「なんだかなぁ」と野明は上目遣いで天井を見上げると小さく肩を竦めた。

程なく高速を降りると遊馬は車を軽井沢駅方向に向けて走らせる。
15分ほどで大きなショッピングモールに到着した。
「こんなところがあるんだ~」と野明は素直に驚いた。
飲食店を含めると200店舗以上が入っている巨大アウトレットモール。
嬉しそうな野明の反応に遊馬は満足気な笑みを浮かべて車を降りる。
「今日は あんま時間ないからざっと要るものだけ買うようになるけどな、明日ゆっくり来ようぜ?」
「本当に? ありがとう、遊馬」
ぴょんと車から出てきた野明は遊馬のすぐ横に並んで歩きながら見上げるように顔を覗く。
目線が合うとはにかむ様に笑った。
「えっと、腕 組んでもいい?」
予想外の言葉に遊馬は軽く驚いたが「・・・どうぞ」と腕を差し出した。
野明は嬉しそうに自分の腕を絡めてぴとっと寄り添うようにして歩きはじめる。
その様子は普段二課で見かける少年のように元気で溌剌としたイメージとは違い 『女の子』の仕草だよなぁ思う。見慣れない一面をここ2日で立て続けに見たような気がした。
生成りのワンピースを着た野明と二人並んでショッピングモールを歩く。
野明はきょろきょろと店を眺めながら遊馬に問いかけた。
「ね 何が要るの?」
「そうだな、寝巻きって持ってきたか?」
野明が首を振る。
「じゃ 先ずそれだ。それから洗面道具とかは?」
「それは持ってきたよ」
「あとは 食料品だな、飯と酒とお茶、あとつまみも欲しいかな」
そういうと 遊馬はフロアガイドを手にり現在位置を確認するとさっさと移動し始めた。

一通り必要なものを買い揃えて時間を確認すると7時近かった。
閉店を告げる音楽が鳴り始めていて二人は急いで駐車場に戻り荷物をトランクに詰めて車に乗り込んだ。
「じゃ、宿にむかいますか?」
野明の顔を覗き込むようにして遊馬が声を掛ける。
「はい。お願いします」
買い物で上機嫌になった野明は笑顔で応じた。
遊馬は 中軽井沢方面に向かって車を走らせる。
国道を20分ほど行き、脇の小道に入るとコテージが点在するエリアに出た。
明かりの灯る一軒のログハウスの前に車を止めると遊馬は「ちょっとまってろ」といって車を降りていった。
5分ほどで地図の描かれたコピー用紙と鍵を手にして帰ってくると再び車を走らせる。
「ね、どこまで行くの?」
国道から逸れて山に入っていく車に少し不安気な顔で訊ねる。
「もう着くさ」
遊馬は悪戯っ子のような顔で笑い、更にもう一度側道に入ると少し進んだところで車を止めた。
「着いたぞ」
と言うと遊馬はさっさと車を降りる。
野明もあわてて外に出ると目の前には外壁が木で出来た小さめのコテージがあった。

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追記

先ず 軽井沢に着きましたよ~
宿泊先はコテージでした♪
次回の更新は・・・・出来れば今週中くらいには(^^;
間に全く違う更新が入るかも知れないので見やすいようにカテゴリの整理も考えたいと思います(笑)

コメント一覧

ASAKI 2009年06月09日(火)00時08分 編集・削除

コテージかよ~
なんか楽しそうだよ~
勝手に緊張してるバカなASAKIです(*^^)
何かが起こる予感?!

さくら 2009年06月09日(火)00時36分 編集・削除

>ASAKIさん
は~い コテージです♪
最近は軽井沢って結構多いんですよね。
コテージとかロッジのレンタルが。
二人用の小さいのから合宿できるでっかいのまで結構バリエーション豊かですよ♪
見切り発車ですからね、「美しいアザ」祭りのテンションが残っていれば・・・・
遊馬がいい夢みれたり・・・するのかな・・・?(←私が疑問もってどうする?!)

ツッジー 2009年06月09日(火)00時42分 編集・削除

寝ようかと思って最後にサイトめぐりをしていたら・・・

おー軽井沢編がきたーーーーーーー(≧∀≦)

野明緊張してるねー(*/∇\*)))イャ――――冫♪
ふふふふふ(*>ω<*)

コテージ付いた!!!!

(゚ω゚;)。o○(ぇ!?)

続く??

気になるやんけ~!!!!!!!

寝れるかな??

ツッジー 2009年06月09日(火)00時48分 編集・削除

興奮&寝ぼけてて
着くを付くと・・・。

ごめんねー(≧∀≦)

(*´∇`)ノ おやすみ~

さくら 2009年06月09日(火)01時19分 編集・削除

>ツッジーさん

寝る前に発見してくださいました?!
有難うございます~(^^)
はい コテージに着きましたよ。
纏まらないのでだらだら続きます!(←おい!)
さて 収拾つくかな(笑)
困ったら ツッジーさんに途中でバトンを・・・(笑)
嘘です、頑張ります☆

tera 2009年06月09日(火)02時01分 編集・削除

拝読♪
いやぁ、野明が遊馬に割りと積極的?準待機であることすらひょっとして忘れていらっしゃる??恋は盲目?出動があったら切り替えできるのか、ちと心配。

遊馬がどんな風に仕掛けていくのか、楽しみで楽しみで♪

さくら 2009年06月09日(火)02時45分 編集・削除

>tera様

何か書いてるうちに野明が舞い上がってしまってますね、どうしたんでしょう?
その展開に私が動揺してます(^^;

喩え野明が忘れていても遊馬が居るので大丈夫♪
出動があったら切り替えますよ、遊馬が(笑)
「ぼさっとしてんじゃない!」って(^m^)
そういうところ 彼シビアですから~
(自分が心底動揺しまくると駄目ですけどね~ 贈賄疑惑の時みたいに☆)

遊馬は果たして仕掛けることができるのか・・・まだ 決まってません(笑)

こんきち URL 2009年06月09日(火)20時35分 編集・削除

さくらさん、連載がんばって下さい。
この先どうなるんだろう・・・すごく楽しみです。
蛇足ですが・・・文章構成能力のない私は、プレゼント作品を見切り発車で書いて20pなんてとんでもないページ数を書いてしまった過去があります。(^^;)

さくら 2009年06月09日(火)21時43分 編集・削除

>こんきち様
頑張ります~ 終わるのかな(^^;
それはそうと20pは超大作ですね(笑)
とても読み甲斐があると思います!!
私も本当に 文章構成力ないので・・・さて何回連載になるのか・・・トトカルチョでもやろうかしら?!(笑)
見捨てないでお付き合いくださいね♪