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最近、エコノミークラス症候群に罹ってしまう方が、多くなってきています。一体どのような病気なのか、また、どのように予防すればいいのかなどをまとめましたので、ご覧下さい。

《どのような病気なのか》
エコノミークラス症候群とは、長時間下肢を動かさずに座っていると、脚部の奥にある静脈に血のかたまり(深部静脈血栓)ができてしまい、この血栓の一部が血流に乗って肺まで運ばれ、肺の血管を詰まらせてしまう病気(肺塞栓)です。そうすると、気分が悪くなったり、胸の痛み、呼吸困難などが起こりますが、最悪の場合、命にかかわることもあります。この病気は、長時間の同じ姿勢、極度の乾燥状態、という2つの条件が揃えば、発病する可能性があり、必ずしも飛行機内だけというわけではありません。

《罹りやすい方》
下肢静脈瘤、下半身に手術を受けた方・けがをしている方、生活習慣病を患っている方、経口避妊薬の使用している方、妊娠中・出産後の方は、深部静脈血栓症を起こしやすいとされていますので、搭乗される場合は、予め医師に相談することをお勧めします。

《こうすれば予防できる》
予防法としては、@適度な水分補給、Aアルコール類を飲まない、B手足を動かす、C同じ姿勢を長時間しない、D搭乗前に喫煙をしない、E体を締め付けないゆったりとした服装をする、などです。また、利尿作用のある飲み物(アルコール、お茶、コーヒーなど)は、血液の粘度を高め、血栓の発生を助長する恐れがありますので、避けましょう。


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