• (株) バンダイ
• 発行：1987年7月31日
• 114p
• A4 版
• 定価 650円
• ISBN4-89189-400-8

• 「「AKIRA」製作発表」
• 2p, color, 制作発表記者会見時の写真３点、他

「映画 AKIRA」制作発表記者会見の模様を伝える記事。記者会見時の大友克洋の発言も引用されていますが、これはコメント扱いにはしませんでした。「AKIRA」の紹介と、この号のために創られたと思われるケイのフィギュア、および「KABA」に収録された「武器よさらば」のジオラマ写真を掲載。また、最初の「映画 AKIRA」宣伝ポスターも紹介されています。同記事では大友克洋描き下ろし「マッシュルーム・ステッカー」を３名にプレゼント。

• 講談社
• 発行：1988年2月1日
• 294p
• B5 版
• 定価 200円
• 雑誌28881-2/1

• 「「AKIRA」製作速報 PART-I：2019 NEO-TOKYO ODYSSEY」
• 4p, color, 映画からのカット多数

公開半年前の「映画 AKIRA」製作速報。さすがにヤンマガだけあり、この時期には他誌では全く使われていなかった映画からのカットや、印象的な台詞などが配置されています。また、この特集の最後のページはヤンマガ主催の「AKIRA ファンクラブ」結成報告及び第一次会員募集の記事。なお、この製作速報は１週間後に発売されたヤンマガ海賊版に続きます。

• 講談社
• 発行：1988年2月8日
• 310p
• B5 版
• 定価 230円
• 雑誌28886-2/8

• 「「AKIRA」製作速報 PART-II：鉄雄はもう走っている！金田はもう叫んでいる！」
• 4p, color, 映画からのカット多数

公開半年前の「映画 AKIRA」製作速報。ヤンマガ本誌から続いての第２弾です。ここでは作画と録音に焦点を当てた紹介が行われていて、セルが15万枚、録音がプレスコ方式である事が紹介されています。小さいながら、監督や出演者が写った録音スタジオ内の写真もあります。また、この特集でも最後のページはヤンマガ主催の「AKIRA ファンクラブ」結成報告及び第一次会員募集の記事となっています。

• 学習研究社
• 発行：1988年6月1日
• 136p
• A4 版
• 定価 390円
• 雑誌01579-6

• 「「AKIRA」超能力・精神エネルギーがネオ東京を破壊に導く」
• 2p, color, 映画からのカット多数

公開２ヶ月前の「映画 AKIRA」についての紹介記事。ただし、巻頭特集「ANIME MYSTERY SPECIAL: The 超常」のいちコーナーになっているため、「AKIRA」に登場する超能力者カタログです。また、「超能力研究は進んでいる」というコラムも。いかにもアニメディアらしい、底の浅いくだらない記事です（笑)。

• 学習研究社
• 発行：1988年7月1日
• 146p
• A4 版
• 特別定価 490円
• 雑誌01579-7

• 「夏映画必見ガイド「AKIRA」気分爽快・巨大都市を破壊する青春アクション!!」
• 2p, color, 映画からのカット多数

公開直前の「映画 AKIRA」についての紹介記事。詳細なキャラクター紹介（おそらく「Poster & Graphic AKIRA」などを元にしていると思われる）と、角田研プロデューサーのコメントによるテーマ、見どころの紹介など。

• 講談社
• 発行：1988年7月4日
• 310p
• B5 版
• 定価 200円
• 雑誌28881-7/4

• 「アニメ「AKIRA」愛読者試写会御招待」
• 4p, two-tone

公開直前の「映画 AKIRA」について特集で、公開に伴うイベント、テレビ特番、展覧会、発売予定の本、グッズなどのが詳細に紹介されています。今となっては非常に資料価値の高い特集でしょう。

• (株) バンダイ
• 発行：1988年6月30日
• 114p
• A4 版
• 定価 680円
• ISBN4-89189-412-1

• 「「アキラ」大友克洋世界からの 3D アプローチ」
• 6p, color, b/2, 映画からのカット４点他

「映画 AKIRA」公開にあわせた紹介記事で、最初の２ページではアキラが目覚めるシーンのジオラマ写真をバックに、映画からのカットをつかって簡単に内容を紹介。No.21 同様ここでも記者会見時のコメントが引用されていますが、やはりコメント扱いにしません。続く２ページではバンダイから発売予定の「金田のバイク」1/24スケール・インジェクション・キットの試作品の紹介。更に白黒ページでは、1/24スケール・モデルに先駆けて発売された 1/12スケール・モデルと、金田のバイクのアニメ用設定資料（１ページ）を紹介。設定画は、少なくとも一部は大友克洋の手によるもので、貴重。
　なお、続く No.33 ではコトブキヤ作成のフライング・プラットフォーム（1/18 スケール）の紹介があります。

• 講談社
• 発行：1988年7月18日
• 316p
• B5 版
• 定価 200円
• 雑誌28883-7/18

• 「AKIRA 公開直前情報」
• 6p, color, 映画からのカット多数

公開直前の「映画 AKIRA」について特集。冒頭３ページでは映画からのカットと、発売直前の「Poster & Graphic AKIRA」掲載のネオ東京史の簡略版によるストーリーの紹介、続く３ページでは公開に先駆けて創られた原寸大「金田のバイク」やジオラマ、出版の続く「AKIRA」関連本、サントラやその他の関連グッズなどが紹介されています。また、発売開始直後の US マーヴェル版「AKIRA」に関する情報などもあり。特集前には「映画 AKIRA」からのカットをデザイン配置した「超ワイド AKIRA パノラマ・ポスター (25×51cm)」が、直後にはカラー１ページの「Poster & Graphic AKIRA」の広告があります。

• キネマ旬報社
• 発行：1988年7月15日
• 210p
• B5 版
• 定価 700円
• 雑誌20723-7/15

• 「グラビア特集：アキラ」
• 4p, b/w, 映画からのカット多数

公開直前の「映画 AKIRA」についての紹介と簡単な評論記事。マンガ版との比較も行っています。また、制作発表記者会見での大友コメントも引用していますが、一番引用されているものなのでコメント扱いにはしませんでした。

• 徳間書店
• 発行：1988年8月10日
• 228p
• A4 版
• 定価 590円
• 雑誌01577-8

• 「AKIRA を語る五人の男」
• 8p, color, 映画からのカット多数

公開６日前の「映画 AKIRA」について、永井豪、夢枕貘、菊池秀行の３人の映画をまだ見ていない時点でのコメント、および、なかむらたかし（「AKIRA」作画監督)、水谷利春（「AKIRA」美術監督）のコメントを、各人１ページづつで掲載しています。皆「漫画の持つパワーがうまく映像化できるのだろうか」という疑問を持っていた点で一致していますね。
　また、特集の終わりには「AKIRA」と「鉄人28号」の関係についての邪推、および「AKIRA 情報」と題したイベント等の告知があります。

• みのり書房
• 発行：1988年9月1日
• 146p
• B5 版
• 定価 500円
• 雑誌01587-9

• 「特集 AKIRA」
• 6p, color, 映画からのカット多数

公開中の「AKIRA」から、大量のカットを使ってエンディングまでのストーリーを紹介した特集。編集部による（？）簡単な評論もあり。表紙が「AKIRA」のイラストだと気づくのに、かなりの時間を要したのは僕だけでしょうか‥‥（笑)。

• 徳間書店
• 発行：1988年9月10日
• 238p
• A4 版
• 定価 590円
• 雑誌01577-9

• 「「AKIRA」衝撃のラスト15分間」
• 4p, color, 映画からのカット多数

公開された「映画 AKIRA」のラスト15分間を、多数の映画からのカットを使ってストーリー仕立てで紹介している特集です。終わりに藤田尚氏の感想がありますが、あまり大した記事ではありません。

• 玄光社
• 玄光社 MOOK 19
• 発行：1989年3月1日
• 186p
• B5 版
• 定価 880円
• 雑誌63375-19

• 「「AKIRA」PRODUCTION REPORT：全リテイクシーン＆原画マン詳解」
• 10p, color, 映画からのカット多数

パッケージ販売された「映画 AKIRA」に施された修正を詳細に伝える記事。しかも、修正部分のみならず、もともとの原画を担当した原画マンが、カット毎に記載されています (この情報から、巷に流通している「AKIRA」原画が誰の手によるものなのか判定できます)。修正部分に関しては「AKIRA Production Report 2」にも収録されていますが、映像にテロップで示されるだけではわかりづらいので、この記事の存在意義は大きいです。
　また、続く「LD なら、ここまで魅せるゾ。」という記事でも「AKIRA」LD が取り上げられており、映像、音声トラックのリファインについてよくわかります。

• Screenplay (Paris)
• 発行：1990年5月
• 82p
• A4 版
• 28.00 FRF
• M1515-115

• 「「AKIRA」」
• 2p, color, 近影１点、映画からのカット多数

フランスの映画/ヴィデオ雑誌での「映画 AKIRA」紹介記事。既に '89年５月にフランスで開かれたアニメ映画祭の国際コンペに出品/上映済みでしたが、恐らく一般にはまだ知名度が余り高くなかったのでしょう。17ページに及ぶ日本映画特集「Le Cinema Fantastique Asiatique: Le Japon」の中で２ページで紹介されています。フランス語は読めないのでアレなんですが、基本的に日本と欧米のアニメ・シーンの比較、B・D との対比および作品紹介がされていると思われます。同年始まったフランス語版「AKIRA」の出版とも関連していると思います。

• 講談社
• 発行：1990年12月10日
• 3322p
• B5 版
• 定価 220円
• 雑誌28882-12/10

• 「スーパー・アニメ「AKIRA」N.Y. 公開記念：AKIRA si The No.1 World Comic!!」
• 4p, color, 現地ロケによるイメージ写真、Otomo In NY 写真数点

大友克洋も同行した「映画 AKIRA」全米公開初日の取材記事。「AKIRA CLUB」p220-221 で紹介されている、現地でのロケ写真を中心に、初日の舞台挨拶や、翌日の現地のコミック・ショップでのサイン会の様子などが紹介されています。ロケ写真は「AKIRA CLUB」掲載のものとあわせて２点。また同記事では US 製のグッズ（米製缶バッジセット、Ｔシャツ (レーザーを持つ金田)、Ｔシャツ (バイクに向かう金田)、米製宣伝用ポスター、ミニポスターセット）のプレゼントも。さらに、同記事直後には「AKIRA 第５巻」の１ページ広告（「AKIRA CLUB」p217）もあり。