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OTOMO KATSUHIRO Comics

さよならにっぽん

Sayonara Nippon

コピー

収録作品

タイトル 頁数 初出/再録
East of The Sun, West of The Moon(原案/狩撫麻礼) 24 週刊漫画アクション '79/3/8号
さよならにっぽん I 23 週刊漫画アクション '77/8/4号
さよならにっぽん II 24 週刊漫画アクション '77/9/8号
さよならにっぽん III 24 週刊漫画アクション '77/10/20号
さよならにっぽん IV 25 週刊漫画アクション '78/1/5号
さよならにっぽん V 20 週刊漫画アクション '78/2/23号
聖者が街にやって来る PART. 1 26 週刊漫画アクション '79/5/10号
聖者が街にやって来る PART. 2 12 週刊漫画アクション '79/5/17号
聖者が街にやって来る PART. 3 20 週刊漫画アクション '79/5/24号
聖者が街にやって来る PART. 4 20 週刊漫画アクション '79/5/31号
A荘殺人事件 20 週刊漫画アクション '80/2/28号
週刊漫画アクション '80/11/06号 (再録)
あとがき 1  

コメント

大友克洋の単行本第4弾。5話からなる表題作と、4回にわけて連載された中編「聖者が街にやって来る」を中心としています。「East of The Sun, West of The Moon」は、登場する売れないバンドマンたちが「聖者が〜」に(完全に一緒ではないけれど)再登場することから一緒に収録されたと思われます。なお、この作品は 1999年に出版された「狩撫麻礼作品集カリブソング SIDE A」に、カラーを再現した形で再収録されました。「A荘殺人事件」は自作「NOTHING WILL BE AS IT WAS」(「ショート・ピース」収録)をパロった、お笑いサスペンス。ここに収録された作品には SF 色はありません。しかし、この本も大友克洋の代表作ということに異論はないところだと思います。特に音楽好きにはたまらないのではないでしょうか。また、大友克洋の絵がもっとも「白かった」時期を捉えている本ともいえるでしょう。

カヴァー原画、着色、デザインともに大友自身によるものです。また、カヴァーのクジラは別版で、下のマンハッタンの絵の上に乗せられていたことが、大友克洋GENGA展で明らかになりました。これをムダと考えるか、当然と考えるか。そこに大きな分かれ目がありそうですw

現在も発行されているので、問題なく入手できます。2012年、この本を含む双葉社から出版されていた単行本は全て増刷を行わないこととなり、絶版となりました。(2012.6.5追記)

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