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OTOMO KATSUHIRO Interviews
大友克洋インタビュー 1979 (雑誌、単行本)
バラエティ 1979年1月号
- 特集:劇画の世界内 大友克洋インタビュー
- 3p, b/w, 写真5点 (うち2点はささやななえと鏡明),
引用カット3点、自画像とサイン - インタビューア:ささやななえ、鏡明
- 1978年10月19日、場所不明
- 角川書店
- 1979年1月1日
- 142p
- A4 版
- 定価 250円
- 雑誌07507-1
この前にも『東京情報 1978年12月号』にインタビューが掲載されているものの、メジャー誌による初めての大友克洋インタビューということで、漫画を描き始めた動機やデビュー前後のいきさつなどが語られています。また、「ショート・ピース」当時の作品の題材などについても、かなり詳しく(?)回答しています。良くわかるのは、その発想のいい加減さ‥‥(笑)。とはいえ、最初期のインタビューで分量もあり、資料価値は非常に高いです。なお、LEOこと故黒丸尚による序文が掲載されているほか、特集記事内では大友克洋の絵についても触れられています。ちなみに、大友克洋がメビウスに出会ったのは黒丸尚経由とのこと(『彼女の想い出…』の「FLOWER」解説参照)なので、この時の黒丸尚との出会いが、その後の大友克洋の絵柄の変化に大きな影響を与えた可能性があります。
バラエティは映画雑誌としてそれなりに残っていますが、この頃の号はあまり多くないようです。
COMIC AGAIN 1979年5月号
- 「青年劇画のニューウェーブ作家・大友克洋直撃インタビュー」
- 2p, b/w, 自画像カット1点, 写真2点
- インタビューア:あいまりと(マンガ家?)
- 1979年1月25日、クラウンという喫茶店にて
- みのり書房
- 1979年5月1日
- 186p
- B5 版
- 定価 350円
- 雑誌03591-5
よく出てくる髭のキャラクターのモデルについて、(ちょうど結婚するところだったので)結婚について、映画について、マンガ制作の苦労について等々。割と詳しいプロフィール付き。
なお、この号の広告欄では、アシスタント募集の広告を打っています。この時点では「佐の字」こと佐々木祐司氏のみが常勤のアシスタントでしたが、仕事量が飛躍的に増加したため、追加アシスタントを募集したのだと思われます。しばらくは白山宣之氏が手伝うこともありましたが、その後高寺彰彦氏が二代目常勤アシとなりました。
SF宝石 1979年8月創刊号
- 「4 コミックス 手塚マンガの正統な後継者が、遂に出現した
大友克洋INTERVIEW」 - 2p, 2色, 「Fire-ball」からのカット1点, 写真1点
- インタビューア:ゼロマン
- 1979年6月?、自宅の仕事場にて
- 光文社
- 発行:1979年8月1日
- 発売:1979年6月25日
- 250p
- A5 版
- 定価 500円
- 雑誌02001-8
新創刊された光文社のSF雑誌『SF宝石』の創刊号。その冒頭の情報コーナーに、2頁の大友克洋インタビューが掲載されています。「Fire-ball」が発表され、大友克洋のなが一気に知れ渡った時期だったため、その反響について、そして「Fire-ball」自体についての質問がメイン。「Fire-ball」が大友流の「バイオレンスジャック」リメイクだというのは、ここ以外には出ていない情報でしょうか。また、当時気になっていたマンガ家についても語られています。分量はさほど多くないものの、非常に貴重な内容です。
その後2号に「Flower」、3号に挿絵イラストを掲載することになる『SF宝石』、『SFマガジン』や『SFアドベンチャー』、『奇想天外』等と比べると入手困難ですが、序盤の号はそれなりに流通していますし、プレミアもほとんど付いていません。
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