• 角川書店
• 1980年2月号
• A4 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 5. 手塚治虫「鉄腕アトム」」収録

• 角川書店
• 1980年3月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 6. 新田たつお「怪人アッカーマン」」収録

• 角川書店
• 1980年4月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 7. 梶原一騎「巨人の星」の大リーグボール養成ギプス」収録

• 角川書店
• 1980年5月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 8. 白土三平「カムイ伝」のカムイの使う忍術への傾向と対策」収録

• 角川書店
• 1980年6月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 9. 横山光輝「鉄人28号」敷島博士が明かす鉄人１号から27号まで、そして29号？」収録

ロボットマンガの金字塔、「鉄人28号」の回です。ここでは、28号というからには存在したであろう、鉄人第１号の解説を行っています (もちろんでたらめ)。ロボットと言うよりは、自走爆弾とでも言えばいいのでしょうか‥‥（笑)。敷島博士とのインタビュー、実験中の映像 (イラストですけど) も交え、詳細に記載されています。また、よりヒト型に近づいた 26号、27号の解説も。そして衝撃の 29号‥‥（爆笑)。
　なお、巻末のコメント欄に近況が。当時は将棋に凝っていたそうです。それと、この時期のアシスタントは佐々木ケン氏だったこともわかります。

• 角川書店
• 1980年7月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 10. いしいひさいち「恐怖の地底人」＆「戦慄の最底人」」収録

４コママンガ界の奇才、いしいひさいち氏の不条理マンガ (？) 「地底人」シリーズを取り上げています。地底人シリーズ（ACTION COMICS「地底人」参照）を読んでもさっぱりわからない、地底帝国の地図、および地底人の解剖図まで！さらには最低人、宇宙からの使者の解剖図までもが明らかにされています。いしいひさいち氏のインタビュー付き (多分ねつ造されたもの)。

• 角川書店
• 1980年8月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 11. 石森章太郎「サイボーグ009」」収録

大友克洋の郷里の大先輩、石森章太郎氏の代表作「サイボーグ 009」、その 009 の極めて詳細な解剖図が！加速装置などのマンガ中に登場したものはもちろん、嗅覚強化装置、記憶用人工脳、人工心臓やエネルギータンクなど、マンガ中では語られなかったような各種装備まで完全解説！はりつけにされて解剖されている 009 がギルモア博士に助けを求めているなど、迫真のレポートです（爆)。
　また、ネタ切れの作者から、ネタの募集広告も掲載。

• 角川書店
• 1980年9月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 12. 赤塚不二雄「天才バカボン」のウナギイヌ」収録

なんと、見開き２ページの左右ぶち抜きで「リアル・ウナギイヌ」のイラストが‥‥！また、ウナギイヌの幼生から生態までの変態過程の解説、特別企画『ウナギイヌを食う！』まで掲載。なお、「リアル・ウナギイヌ」のイラストのみ「KABA」p168-169 に収録されています。

• 角川書店
• 1980年10月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 13. 水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」のゲタ、お父さんなど」収録

ここでは「ゲゲゲの鬼太郎」こと「墓場の鬼太郎」に登場する「お父さん」、「リモコン下駄」、「髪の毛針」、「チャンチャンコ」そして「ネズミ男の年輪」を図解しています。お父さんの体は、眼球を動かす筋肉が発達したものだったとは‥‥。その他、少々なげやりとも思えるギャグ満載の回です（笑)。
　また、巻末に近況報告あり。当時「じゆうを我等に」を撮影中で、担当者は「カントク！」と呼ばないと返事をしてくれなかったそうです（笑)。

• 角川書店
• 1980年11月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 14. 大友克洋原作の映画「ファイヤーボール」」収録

なんと、「ファイヤーボール」の映画化が進められていた！九州は博多の九州産業大学で作られていた 8mm＋16mm の映画「ファイヤーボール」の制作過程が紹介されています。実際に作られた SFX 用のミニチュアや、撮影風景、制作者インタビュー等を掲載。新たに描き下ろされたアトム対超能力者のイラスト（結構いい加減）もあります。なお、参考資料として単行本「ファイヤーボール」がクレジットされています（んなもん出てませんが)。ところで、映画は完成したのでしょうか‥‥？

• 角川書店
• 1980年12月号
• AB 版
• 定価 330円
• 「饅頭こわい 15. 亜月裕「伊賀野カバ丸」アゴの構造について等」収録

初の少女マンガからの解説です。究極の大食漢「伊賀野カバ丸」の特異なアゴの構造を詳細に暴いています。また、そこに至るまでの厳しい修行の過程も紹介されています。これならどんな大きなものでも飲み込めると納得 (ウソ)。