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The ballad collection   評価  ★★★★★

     01. ON BENDED KNEE    (A+)
02. DOIN' JUST FINE    (A-)
03. PLEASE DON'T GO    (A+)
04. END OF THE ROAD   (A)
05. IT'S SO HARD SAY
     GOODBYE TO YESTERDAY (A+)
06. CAN YOU STAND THE RAN?    (A+)
07. GIRL IN THE LIFE MAGAZINE     (A+)
08. ONE SWEET DAY    (A)
09. FOUR SEASONS OF LONELINESS   (A+)
10. WATER RUNS DRY     (A+)
11. A SONG FOR MAMA     (A+)
12. I'LL MAKE LOVE TO YOU    (A+)
13. YOUR HOME IS IN MY HEART     (A)
14. I WILL GET THERE    (A-)
15. YESTERDAY    (A)
16. END OF THE ROAD(Instrumental)  
17. SO AMAZING   (A) 


 いや〜もうバラード集としては絶品。これだけ聞かせてくれるバラード集があるでしょうか!!!(^-^)ライナーノーツでも絶賛。『この企画のようなバラード集は曲調が限定されるため、ともすれば単調に聴こえたりするものだが、このアルバムはそんなことを微塵も感じさせない。歌詞やメロディを際立たせる、なにげなく、さりげない歌とハーモニーの豊かさに、ぼくもヤラレっぱなしなのだ』と。
 なんと言っても"IT'S SO HARD SAY GOODBYE TO YESTERDAY""CAN YOU STAND THE RAIN""4 FOUR SEASONS OF LONELINESS"は最高。そりゃ"END OF THE ROAD"も名曲だけど・・私はこっちのハーモニーの方が、ずっと好きだったりします(^-^)ホント、綺麗なハモリですね。ただ美しいとかテクニックがあると言うなら「"TAKE6"の方が上」と言う声も聞こえてきそうですが。BoyzIIMenの場合は、単に美しいというんじゃなく、自分自身も同じ様に切なくなったり出来る表現力が最大の魅力なんですね。それは上手いっていう前提のもとに・・・。でないと切なくなる前に、音が耳障りで溶けこめませんからね(^-^;

 それはそうと、聞いていくとけっこう心地よいバラードセレクションになってるんですが・・ふと思うと、あまり評価が高くなかった3rd『EVOLUTION』の曲が、このアルバムだと意外と際立ってるんですよ(笑)もちろん、元々良い歌だということなんでしょうが、アルバムと言うのは、全曲でストーリーというか、全曲通して聞き終えたときの心地よさっていうのも評価に繋がると思うんですね(持論ですが)。決して悪くはないんですけどね・・・アルバムの曲の順番とか・・どこか間違っちゃったんですね。

 さて、各曲にもどりますが"GIRL IN THE LIFE MAGAZINE"・・・もろBABYFACEっていう感じで、いきなりギターのカッティングですか〜って思っちゃいました。これってBABYFACEの得意技!な気がするんですけど(^-^;ま、それは置いといて(って、脱線し過ぎ?)さすがBoyzIIMen風に出来あがっております。
 "A SONG FOR MAMA"これは、BoyzIIMenファンなら知ってると思いますが映画『SOUL FOOD』のサントラ盤に収録されている曲。2001年のBoyzIIMenのコンサートツアーのアンコール(ラストソング)もこれで大合唱(ファンかR&B通でないと分からないっぽくもありましたが(^-^;;)  あ、そうそう実は"DOIN' JUST FINE"SHAWN作詞&プロデュース。"PLEASE DON'T GO"NATHNが作詞&アレンジをしています。・・・ホントに彼らは多才です。しかもBoyzIIMenの場合、突出した誰か1人ではなく、全員が曲を書き、プロデュースをする意欲を持っているというのは素晴らしいことだし、強みでもあるわけです。
 バラードましてやアカペラなんてことになれば、アップテンポのような誤魔化しは通用せず、技量が問われる訳ですから「バラードのBoyzIIMen」そう言われるのはファンとしては嬉しい限り。でも今1番新しい『Nathan | Michael | Shawn | Wanya』のアルバムのような心境地開拓もやっていって欲しいと思う今日この頃。BoyzIIMenに立ち止まるという言葉はないのです!21世紀に突入し、10年というキャリアに到達する今年・・・今まで通りに、真摯に音楽を愛し、作りつづけて欲しいと願うばかりです。  

( 2001.1.28 )