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Pillow Talk

暗い寝室で、ささやくようなお話を。

花津マリ


怠惰な夏休み
  Date: 2000-08-14 (Mon)

世間はお盆休みです。わたしの勤め先の夏休みは、とくにお盆に決まっているわけではないのですが、彼の休みがこの期間なので、あわせて休みをとりました。ビデオ三昧、読書三昧です。せっかく休みなのだから、パソコンデスクまわりに散らかっているものを片付けたら、という内心の声は無視して、遊んでいます。ふたりとも、人ごみが嫌いなので、外にはあまり出ません。

ふだん夕食はメインに肉か魚、あと野菜料理を一品、みたいな簡単なものしか出していないので、たまには張り切って料理をしようと思ったら、昼間からビールばかり飲んでいる彼の「おなかすいてない」のひとことで、あえなく挫折。買ってきたコロッケ、メンチカツ(一応、揚げなおしました)と、ジャガイモと明太子のサラダ。いつもと同じやん! 揚げ物に添えて大量のレタスを出したので、「ウサギになった気分だねぇ」と言いながら、ふたりでもそもそと食べました。ちなみにキュウリをたくさん出すと「コオロギになった気分」、キャベツだと「青虫になった気分」になります。

きのうの昼間、ベッドでごろごろしながら、「グイン・サーガ」の新刊を読んでいたら、彼がちょっかいを出してきたので、ヴァレリウスの苦悩はとりあえず棚上げにして、別の楽しい遊びに没頭しました。終わってから、気持ちよく眠りにつこうとしたら、彼の「あー」という叫び。そう、生理が始まってしまったのです。しかたなく起き上がって手当をし、寝ようと思ったけど、なにか目がさめてしまって、結局昼寝はできませんでした。別にしなきゃいけないわけでもないんですけど。

こんな風にして生理の始まりを知ることって、実はちょくちょくあります。なんとなくセックスせずに1週間くらいすぎることもよくあるのですが、「できない」状態が1週間続くのなら、その前にちょっとしておこうか、なんて気になるもので。彼は「うー、残念。休みはまだ二日あるのになぁ。あと、3回はできたじゃん」とぼやいていました。「いったい、どういう計算よ?」と訪ねると「夜、昼、夜かなぁ」だって。なんじゃそりゃ。

ちなみに、8月2日付の風俗に行く行かないについて、あとで彼に聞いてみたら「金額の問題じゃない。なんとなくいやだから」ということでした。結局、よくわかりませんね。わたしみたいに、あれこれと分析するなどという悪癖のない人ですから、そんなことだろうと思いましたが。

なんと「2ちゃんねる」をネタに
  Date: 2000-08-02 (Wed)

Web Watching は、「棚に上げる」です。

風俗に行くか行かないか
  Date: 2000-08-02 (Wed)

わたしの彼は風俗に行かない人です。そんなの、かっこつけて、わたしにはウソついてるんだろー、と思われるかもしれませんが、現在については仕事以外の時間どこにいるのか、ほとんど把握しているので、まず行ってないと思います。こう書くとすごいですね。まるでカイヤみたい! でも、いちいち問いたださなくても、ふつうの会話でわかりますよ。「どこそこ、行ってくるー」「いま、どこそこに行ってきたんだけど、そこでさー」とかとか。まるで小学生と母親の会話?(^^;

いや、話がそれました。過去についても「ランパブには、先輩に誘われて行ったことある」という話はきいたことあります。日ごろの会話でわたしがとくに風俗に行く男性に嫌悪感を持っていないことは知っているから、たぶん隠してないでしょう。というか、過去に風俗に行った、という話をきいたら、「ねーねー、どういうとこ? どういう感じ?」なんて、それこそ質問責めにしそうです。あ、ひょっとしてそれがメンドくさいから、しゃべらないのかしら?

もちろん、今つきあってる彼が風俗に行った、と聞いたらいやです。でも、恋人以外の男性とか、恋人がわたしとつきあう前に行った、と聞いても、「ふーん」というところです。オトコがオンナの体を金で買う、という行為は世の中にいくらでもありますから。そういう直接的なものでなくても、性というのは、基本的に商品になるものですし、別にそれが悪いとは思っていません。海外行って、年端もいかない子どもとセックスした、なんて聞けば、うげー、さいてー! と思いますが、それは売春自体への嫌悪感とは違う感じです。

いまの彼だけでなくて、元夫も、たぶん風俗に行かない人だったと思います。風俗というのはかなりお金を使うものだと思いますが、たとえば、3万円が3000円だったら行くか、というと、それはどうかなぁ。そういう問題じゃないような気がします。性欲の強さとも、必ずしも関係ないでしょう。これは、いまの彼のようすから。(笑)

では、風俗に行くか行かないかの違いはどこから出るか、というと、ひとつには、初対面の女性といきなりセックスすることへの戸惑いがあるんじゃないかと思います。前述のランパブ云々の話で彼に「おもしろかった?」と聞いたら、「ぜんぜん。知らない女の人となんて話があわないし、酒は友だちとゆっくり飲むほうがいい」という答えでした。なんというか、セックスも含めて「オンナと遊ぶ」ということに、あまり楽しみを見出せないんじゃないかというのが、わたしの観察です。

会話は、友人や恋人としたほうが楽しいし、きれいな裸なら、グラビアでもビデオでも、いくらでもあります。そういう場所の女性にタッチして楽しむには、「こういうことをして相手がどう思うだろうか。仕事だからがまんしてるんだろうなぁ」という気持ちが捨てきれなくて、なにかしらけてしまう。

けっきょく彼らにとってセックスとは性欲を満たすということより、恋人と抱き合うことの延長線上にあるのかもしれません。風俗の女性と擬似恋人気分になるには、芝居っけがたりないのかも。

なんて、いろいろ考えてみましたが、彼にほんとのところを聞いたら、実はぜんぜん違うことをいうかもしれません。わたしがオンナである限り、わからないことなんでしょうか。

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