| 項目名 | パンドラ・ケース |
| 読み | ぱんどらけーす |
| 分類 | ミステリ小説 |
| 作者 | |
| 公的データ | て……」。鄙びた雪の温泉宿に集まった八人の大学生は卒業記念のカプセルに新聞記事と思い思いの品物を納めた。「あたしがきっと最初だわ」そう呟いた半田緑は五年後に失踪。十七年後、彼女の箱を開けると干涸らびた指と指輪が……。(おっぺ) |
| 感想文等 | 最後の最後になって、(まあ、途中でも数回ありましたが)「いつまで経っても大人になれない」云々というのが出てきました。 「四十だってのに大人になりたくなかっただなんて」と、この「パンドラ・ケース」の登場人物が最後の方で呟くんですが、……僕は三十代も後半になりましたが、それはそれは「子供」です。これは、確かに「悪い意味」もそれはそれはたくさん含んでいるんですが……そして、そんな「子供」でしかない自分がそれはそれは情けなくなるときもあるんですが…… けれども、もし僕がそんな「子供」という言い方で言っている僕のそういった部分をすべて克服?したとしたら……僕は、たぶんそんな僕をうれしいと思えないだろうなと……これは言い訳ではたぶんなくて……そう、思いもします。 僕はたぶん、この「子供」の部分(部分と言えるほど小さいものではなくて、実は相当根も深く巨大な気がすっごくするんですが(大笑))を絶対に捨てたくないんだな、と自分で思ってます。 そしてだから、いつまで経っても「大人」になれない…… だいたい三十過ぎてこんなふうなこと言ってるのがそもそも「子供」で、相手によっては「気持ち悪い」と言われそうな危機感(笑)もあるのですが……。 それでもやっぱり、この「子供」をたぶん僕は捨てられないし、捨てたくは絶対になれないだろうし、だからもう、こりゃ仕方ないな(笑)と、思ってしまおうかな……と、思ってます。 捨てれば「普通のまっとうな大人」になれて、もっと明るい?ポジティヴな?前途洋々たる?未来が待っていると保証されたとしても。 ミステリとしての中身のことは言わない(爆)。(おっぺ) |