語る「万華鏡」

(「邪馬台国の秘密」に書き足す)

作者	高木彬光
公的データ	邪馬台国の正確な位置、そこに君臨した女王卑弥呼はどんな人物だったのか－－。入院中の名探偵神津恭介は病床のつれづれに、友人の推理作家松下研三とともに、この日本歴史最大の謎に挑戦。かつて数々の大論争を巻き起こした邪馬台国の正確な位置、またそこに君臨した女王卑弥呼はどんな人物だったのか─今まで、それを学問的に論証し、決定的に指摘し、誰もが納得できる結論を導き出した者があっただろうか。入院加療中の名探偵神津恭介は病床のつれづれに、友人の推理作家松下研三と共に、この歴史最大の謎に挑戦した。しかも二人は、古代日本の地理、気象状況に忠実に従い、少しの詭弁、妥協も許さないという厳しいルールを課し、先人の誰もが辿り着けなかった「真の邪馬台国」を見つけようというのだ。決定的な論拠を示し、幻の国に迫る一大野心作。
感想文等	小説らしくないけどなかなか面白く読めた。

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