語る「万華鏡」

(「魔の山へ飛べ」に書き足す)

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公的データ	ウルトラセブン第１１話。多発する原因不明の若者達の突然死事件を調査するため、ダンとソガは岩見山に向かった。しかし調査の途中、ダンもまた謎の死をとげてしまう。調査を続ける警備隊は、岩見山の洞窟で謎の攻撃を受ける。犯人が落としていった銃を分析した結果、その銃が命を吸い取り、フィルムに焼き付ける生命カメラである事が判明。すべては若い生命を求めて地球に来た宇宙野人ワイルド星人の仕業だった！
感想文等	第11話「魔の山へ飛べ」、これはかなり面白い。なにしろ、「命を吸い取るカメラ」という設定がユニーク。ユニークというより、昔々の都市伝説みたいなものを本当に現実の恐怖として描くわけだから、設定としてはホラー（？）。そしてそこに、種族全体が年老いてしまって、若い生命を欲しがっている宇宙人というプロット、印象的な怪獣ナース、さらには主人公のモロボシダンまでカメラによって命を奪われてしまうというストーリー展開、ソガのダンに対する友情と、何拍子も揃っていて見応えがあるのだ。キリヤマ隊長のラストのセリフは、なるほど冷徹な隊長だけのことはある、という感じだけれど（笑）。(おっぺ)

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