語る「万華鏡」

(「素晴らしき未来」に書き足す)

素晴らしき未来(すばらしきみらい)

項目名素晴らしき未来
読みすばらしきみらい
分類SFドラマ

作者
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  • 公的データ
  • トワイライトゾーン
    出演:パトリシア・ブレスリン、ウィリアム・シャトナー、ディー・カロル、ワルター・リード、スタッフォード・レップ
    新婚旅行中の若い夫婦が、立ち寄ったカフェでおもちゃの占い機を見つける。夫が試すと「出世する」と結果が出て、あわてて会社に電話した彼に昇進が伝えられる。当たると信じ始めた夫は、憑かれたように占いを続ける…。
  • 感想文等
  • 名作と名高い「ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)」だが、さすがにリアルタイムで観てはいない身からすると(アナウンサー調の平板な吹き替えに聞こえるためもあって)、いまひとつ感情移入しきれないのは否めなかった。
     だから、印象に残るエピソードも、感情・心にではなく、いわば「頭に」訴えるような回のものが多かったようだ。
     たとえば、この「素晴らしき未来」。主演はカーク船長ウィリアム・シャトナーだが、吹き替えは矢島正明ではなく、やはりアナウンサーぽく――流暢だが、感情表現は平板に抑えられて、いかにも昔の吹き替え作品という感じだ。ナレーターも、主役の二人も、なんだか淡々と「語り」をやっているように聞こえる。
     だから、主人公達に感情移入することは、とうとうできなかった。どんどん自自縛となり、追い込まれていく主人公。困惑するヒロイン。不気味な人形――。けれど、感情移入はできない……
     ヒロインが主人公に最後に言う言葉で、ついに主人公は迷路から脱出する。これは、物語的にはヒロインの感情に主人公が打たれているように見える――のだが、観ているこちらは、ヒロインの説得に正当性は認めて納得し、「なるほど」と感心するにとどまる。
     個人的には、その納得と感心のために印象には残りはしたのだが……
     吹き替えには吹き替え独自の演じ方が、やはり在るのだろう。舞台の芝居に舞台独自の演じ方があるように。
    昔の吹き替え作品を観ていると、思うところが色々とある。(おっぺ)
  • 作者
  • 作家・監督等
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