語る「万華鏡」

(「死時計」に書き足す)

死時計(しどけい)

項目名死時計
読みしどけい
分類ミステリ小説

作者
  • ジョン・ディクスン・カー
  • 公的データ
  • 月光が大ロンドンの街を淡く照らしている。
     数百年の風雨に黒ずんだ赤煉瓦の時計師の家、その屋根の上に蠢く人影、天の下の部屋では、完全殺人の計画が不気味に進行していた。
     表のドアが開け放たれて、死の罠へおびきよせられた犠牲者の押すベルが鳴る……。
     階段をのぼる若い女の眼前に横たわった死体。
     かたわらには一人の男がピストルを手にして立っていた!
     この殺人現場へ登場するおなじみフェル博士
     奇想天外の凶器!
     曲折する捜査のかげで、魚のように冷血な機略縦横の真犯人が、青白い微笑をうかべている。
     カー初期を代表する傑作。
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