項目名 | 永遠の旅 |
読み | えいえんのたび |
分類 | SFドラマ |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | “Q”の登場、これはそもそもの第1話が“Q”との遭遇からスタートした新スタートレックとしては当然の締め括りだろうし、最初はトリックスターそのものだった“Q”が、登場回を重ねるごとにその印象も変えていき、「運命の分かれ道」などに見られるように本当に【超越者】的な表情を見せ始めたことから予想もされたエンディングだったかもしれない。 そして、パラレルワールドとの絡みも、そのプロットの多かった新スタートレックらしい締め括りに違いない。 新スタートレックは長丁場だったので、クルーの異動も多かった。このパラレル設定で、ターシャやオブライエンに再び、それも若い時代で出会えたのも嬉しい展開だった。 3つの時代、現在、過去、未来。そこにまたがって存在するピカードが、一点に集中して或る偉業を成し遂げようとする。これこそ、すべての始まりであり、、、だから、これは「新スタートレック」のすべての始まりであり、すべてのエンディングに間違いなかったのだ。 こののち、「ジェネレーションズ」「ファースト・コンタクト」「叛乱」「ネメシス」と新スタートレックの映画も作られたが、この「永遠の旅」以上の感慨をもらえるものではなかった。「ジェネレーションズ」については、カーク船長とピカード艦長の新旧交代、競演というイベントがこの「永遠の旅」とはまた別個の印象強さをくれてはいたが。。。 この「永遠の旅」はあるいは映画むきのプロットではなく、無理に映画にすればたぶん逆につまらないものになっていたかもしれないが、それであってもどの大作映画もこの最終話に及ぶものではなかった。それこそが、この新スタートレックという長大な物語の真髄がどこにあったのか、はっきりと示していると思う。。。(おっぺ) |