項目名 | 黒猫の三角 |
読み | くろねこのさんかく |
分類 | ミステリ小説 |
作者 | |
公的データ | 1年に1度、一定のルールに従って起きる殺人事件! 「野放しの不思議が集まる無法地帯」アパート阿漕荘の住人、保呂草探偵に奇妙な依頼が持ち込まれた。連続殺人事件の魔手から一晩ガードして欲しい、というのだ。ここ数年、那古野市には「数字にこだわる」殺人犯が跋扈している。依頼人には殺人予告が送られていた!衆人環視の中、密室に入った依頼人の運命は!? 「遊びで殺すのが1番健全だぞ」 「仕事で殺すとか、勉強のために殺すとか、病気を直すためだとか、腹が減っていたからとか、そういう理由よりは、ずっと普通だ」(おっぺ) |
感想文等 | このトリックには先例もないわけではなくて、そもそも、つい先頃読み返したばかりだった高木彬光の短編「妖○の宿」がまんまという感じでこのトリックだった。それにもかかわらず、これまたまんまという感じで引っかかったのは、「今はもうない」という前科(笑)があっても、やはり森博嗣の作品が「こういうもの」という気構えがなかったせいではある(笑)。折原一の作品を読むときなんて、もう最初から警戒心たっぷりだから、もう何を呼んでも驚けやしない(笑)。 こういう、最初からもう一度読み返して確認してみたくなるというタイプのミステリはやはり好きだ。(おっぺ) |