語る「万華鏡」

(ゲッベルスの贈り物)

ゲッベルスの贈り物(げっべるすのおくりもの)

項目名ゲッベルスの贈り物
読みげっべるすのおくりもの
分類ミステリ小説

作者
  • 藤岡真(おっぺ)
  • 公的データ
  • 謎のアイドル"ドミノ"を捜して、狂躁の夏に翻弄される羽目に陥ったプロデューサーの「おれ」。人気俳優や国際的数学者など、著名人を次々手にかけてゆく殺し屋の「わたし」。五里霧中の展開の果てに「おれ」と「わたし」が出会った時、『ゲッベルスの贈り物』に関する恐るべき真相が浮かび上がる―第十回小説新潮新人賞を受賞した鬼才による、アクロバティックな第一長編。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 噂は聞いていたけれど、なかなか読む気になれなかったのは、タイトルやらでだしやらから、どうしてもスパイ・スリラーのように思えてしまったからで、つまり私の守備範囲外だと感じていたからなのだ。
     もしかしたら、文庫版では「目次」がなく、章題が最初のページでは一覧できなかったのだろうか。
     というのは、今回単行本版で読んだのだが、その目次を見ると、一目で、これは全然スパイ・スリラーなどでなく、むしろ面白い趣向に富んだすらすら読めそうなプロット本格ミステリだとわかったはずだからなのだ。
     さて、「解説」を先に読んだせいで、『ドミノ』の正体を先読みしてしまったのは少し無念だった。それでも、「ドミノの名前の秘密」は面白かったし、、、とはいえ、「秘密兵器」の作動システムには疑問がありありだが(笑)、とりあえず面白く読み終わった。
     殺し屋「わたし」の正体も、うまく隠してあったし。
     ただ、この部分、なんだかつい最近読んだ鯨統一郎ヒミコの夏」を思い起こしちゃったけれど(笑)。って、もちろん、「ヒミコの夏」のほうがあとなのだ。
     プロットのどんでんとしては、同じ作者の「六色金神殺人事件」のほうが面白いかな。(おっぺ)
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