語る「万華鏡」

(死神はコーナーに待つ)

死神はコーナーに待つ(しにがみはこーなーにまつ)

項目名死神はコーナーに待つ
読みしにがみはこーなーにまつ
分類ミステリ小説

作者
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  • 公的データ
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  • 感想文等
  • ミステリとしては、ネタはおおよそ透ける。けれど、「炎の背景」のような、王次と子がいいキャラすぎる。長編にはなりにくい話だが、もう少し読み続けたい感じだ。
    王次は、「炎の背景」のおっぺと違ってヤクザで悪い奴だが、本性いい奴なのだし、子はピンクルほどではないが、機転が利くし、性すなおで一途だ。
    「いっぺんでいいから、あたしもそういう人に会いたいって、毎日毎日、思いつづけていたんだもの」という述懐が、あまりに解りすぎる感覚で胸を突かれる。
    あるいは、この作品、この二人こそ、「炎の背景」の原型かもしれない。それであって不思議はないと思う。(おっぺ)
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