語る「万華鏡」

(わが一高時代の犯罪)

わが一高時代の犯罪(わがいちこうじたいのはんざい)

項目名わが一高時代の犯罪
読みわがいちこうじたいのはんざい
分類ミステリ小説

作者
  • 高木彬光(おっぺ)
  • 公的データ
  • 時あたかも大東亜戦争を目前にしたある日、一高で発生した奇怪な人間消失事件―本館正面にそびえる時計台の中から一人の学生が忽然と姿を消したのだ。事件前日に彼を訪ねた一人の女と、一高生に扮した偽学生の影が見え隠れする中、事件は悲劇的な展開を見せはじめる…。暗い時代を背景に、名探偵・神津恭介の若き日を描いた。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 梶龍雄の旧制高校シリーズを読み返していたら、まるで当然のように思い出されてきた。。。ので再読。
     西式、青髭、フラテン。。。といった登場人物たち、そして「ウルトラ」の松下研三など、やはり梶作品の雰囲気と共通している。
     プラスアルファになっているのは、やはり名探偵神津恭介の青少年時代。。。という部分なんだろう。。。
     高木さんの作品は、論理味一辺倒のときは正直あまり面白味を感じないのだけれど、こういう叙情部分が入ってくると他の本格派作家の作品に比べてずいぶん変わってくると思う。。。(おっぺ)
  • 文体に香りがある。
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