語る「万華鏡」

(白蝋の鬼)

白蝋の鬼(はくろうのおに)

項目名白蝋の鬼
読みはくろうのおに
分類ミステリ小説

作者
  • 高木彬光
  • 公的データ
  • 床も天井も四面の壁も、すべてに囲まれた部屋にふみこんだ夫が見たものは、無数にうごめく自分の影と、まるで別の生き物のように動き、ニヤリと笑いかける自分のだった。 《の国に入らんとする者に災いあれ 影を捕らえんとする者に死の呪いあれ》
    決してはがれない仮面をつけて送り帰された夫と、この呪いの言葉とは、地獄の謎を解こうと乗りこんだ名探偵・神津恭介につきつけた白蝋の鬼の恐ろしい挑戦状だった。名作《死神博士シリーズ》第2弾!
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