語る「万華鏡」

(姿なき怪人)

姿なき怪人(すがたなきかいじん)

項目名姿なき怪人
読みすがたなきかいじん
分類ミステリ小説

作者
  • 横溝正史
  • 公的データ
  • 床に残るどす黒い血だまり。その横にナイフを突き刺した写真が一枚。写真の主は法医学者、板垣博士の旧友の姉、吾妻早苗だった。博士と訪ねた三津木俊介と御子柴進は、電話で早苗の悲鳴を聞いて駆けつけたのだった。
     犯人は早苗との結婚を板垣博士に反対された木塚陽介か? だが早苗からの電話が掛かってきたとき、木塚はたしかに博士の部屋にいた…やがてトランク詰めの早苗の死体が発見されたが、進の名推理に電話のトリックを見破られた犯人は、不敵な挑戦状を突きつけてきた、「姿なき怪人となって、博士に復讐してやるのだ」と。
     その言葉どおり、第二、第三の奇怪な殺人事件が”姿なき怪人”の手によって引き起こされるのだが……。
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