語る「万華鏡」

(ひとりじゃ死ねない)

ひとりじゃ死ねない(ひとりじゃしねない)

項目名ひとりじゃ死ねない
読みひとりじゃしねない
分類ミステリ小説

作者
  • 中西智明
  • 公的データ
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  • 感想文等
  • なにしろ「消失!」の中西智明の作品だから、さぞやオバカな仕掛けがあるのだろうと期待して読んだ。オバカな仕掛けの短編といえば、綾辻行人どんどん橋落ちた」みたいなものがイメージのダントツだ。(ここで言う「オバカ」は当然すべて絶讃の単語である。念のため)
     まず「登場人物一覧」がある。短編なのに(爆)。ここがすでに怪しい(笑)。そういえば「どんどん橋落ちた」にも登場人物一覧みたいなのがあったような……。
     一覧表を見て思ったことを書いてしまえば、南という警部がうさん臭いと(笑)。いえね、表を見ると姉妹がいて、妹の方は苗字の記載は省略されて、名前は下に位置して書かれている。南の書かれ方も同じだから、これは実は、「南」というのは苗字じゃなくファースト・ネームで、隣に先に書いてある人物と同じ苗字なんだろう、と。
     森博嗣の某仕掛けのおかげで、こんなことを考えたに違いない(笑)。
     で、実際にはこれは外れで、ネタとしては依井○裕「歳○記」だったんだけど、まあ、近い推理だった(としよう(笑))。
     面白かったけれど、先に「歳○記」でもっと大胆不敵にやられていたことだし、伏線的には弱かった気はする。
     それにしても、「消失!」だけならともかく、こちらでも続けて作者と同じ中西智明という人物が出て来て、やはり偽善者だなんだと弾劾されている。ちと鼻につく気はするか。
     「オレ」の正体が分かるくだりは「十角館」のパロディだとの作者の言だが、切れ味は及ばない。
     つまりはやはり、まだまだ「消失!」の作者のものとしては不足なのだ。
     またぜひ、爆弾を落としてほしいものだ。(おっぺ)
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