語る「万華鏡」

(密室・殺人)

密室・殺人(みっしつ・さつじん)

項目名密室・殺人
読みみっしつ・さつじん
分類ミステリ小説

作者
  • 小林泰三(おっぺ)
  • 公的データ
  • 「息子の容疑を晴らして欲しいんです。嫁の浬奈殺害の容疑です」四里川探偵事務所に持ち込まれた依頼をうけ、所長は助手の四ッ谷礼子に事件現場である亜細山中の別荘に向かうよう命じた。雪の夜、密室と化した部屋に閉じこもっていたはずの浬奈が、の下の凍った池に墜死したというのだ。だが奇妙なのは事件だけではなかった。亜細神社の祟りを噂する不気味な人々、人皮紙の本を収集する容疑者、そして異様な幻視に悩まされる探偵の礼子自身…。(おっぺ)
  • 感想文等
  • 密室・殺人」、まさかあんな結末とは、思いもしませんでした〜。
     最初は、それから殆どのページでも、妙なほどの理屈っぽい「論理の会話のキャッチボール」が面白くて、新本格のパロディめいた感じで読んでました。それが、だんだんホラーっぽくなっていって、とうとうクトゥルーっぽい呪文(?)まで出てきたので、これはホラーで終わるのかなあ、と思わせて、あれですもんねー。脱帽しました。
     タイトルにはもちろん納得。でも、テーマは実はこのタイトルとは関係ないと言えば関係なかったんですよね(笑)。
     彼女が遭遇したあの死体、彼女がとても信頼していた人。。。ということは、実に、あの探偵さんその人だったのでしょうか。彼女の勤めている探偵事務所、まさか彼女がこしらえたものではないでしょうから、元から存在していたはず。。。つまり、彼女は婦警時代からこの探偵を信頼し、頼っていて、けれど、ああいうことになり。。。
     ということは、この「事件」は、『事件を解決する名探偵が、事件以前から実は既に死亡していた』事件、ということにもなるのでしょうか。。。(おっぺ)
  • なぜ「密室・殺人」であって「密室殺人」ではないのか、の素晴らしい仕掛け!(おっぺ)
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