語る「万華鏡」

(壁ぬけ男)

壁ぬけ男(かべぬけおとこ)

項目名壁ぬけ男
読みかべぬけおとこ
分類特撮

作者
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  • 公的データ
  • 怪奇大作戦」放映第1話。(おっぺ)
  • 怪盗キングアラジンを名乗る謎の人物が、予告犯罪を重ねる。SRIが調査に乗り出すが、なかなか解明に至らない。逃げるアラジンを記録した映像から、天才奇術師、一斉春光であることが判明、トリックも赤外線写真を分析し判明する。
  • 感想文等
  • 子供の頃、この第1話を見て「おお!」と思ったのが、『壁ぬけ男』の正体を、録画映像を見ながらSRIの面々が推理していく場面。
     壁を通り抜ける体質の原子人間ではないかという説に対して、映像をもとに、「いや、盗んだ仏像も一緒に壁にめり込んでいっているぞ」「なるほど、犯人が原子人間で壁を抜けられるとしても、仏像までというのはおかしい。ということは、これはトリックだ!」と論証していく。
     こういう理詰めの推理がテレビで見られるとは!と感動したのだが、今思えば仏像がどうの以前に壁抜け男は身に着けた衣類ごと壁を抜けているのだから、最初からトリックか、あるいは身に着けたものや手に持った物ごと壁抜けができる能力か、そういう論陣にならなければいけないんじゃないかと……まあ、傍目八目なんだけど(^^;)
     やはり大人になってから見返すと、トリック云々の部分より、犯人と奥さんの心情描写の方に気持ちが惹かれる。
     子供を意識したのか処々で挿入されるギャグがいかにも場違いに感じられるのも、この犯人側の印象が鮮烈なせいなのだ。(おっぺ)
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