項目名 | 遙かなる地球へ |
読み | はるかなるふるさとへ |
分類 | SFドラマ |
作者 | |
公的データ | |
感想文等 | 刺々しいのも当然で、キャスリン・ジェインウェイ艦長はいきなりクルーの多くを失った上に未踏の宇宙域に放り出されるし、副長になるチャコティや機関主任になるトレスはそもそもゲリラ部隊【マキ】のメンバーだし、そのチャコティの部下のはずだったトゥボックは実はジェインウェイの送り込んでいたスパイだったわけだし、……と、刺々しくなるための燃料は無尽蔵に有った。 しばらく観ているうちに、オカンパ人のケスや、ホログラムのドクターの面白みで、だんだん魅力も出てきたのだが、本当にこのシリーズが面白くなってきたのは、ずっとあと、ボーグのセブン・オブ・ナインが登場してきてからだと思う。 とはいえ、一度世界観やキャラクターたちに馴染みさえすれば、最初観た時にはそんなでもなかったエピソードも、楽しく面白く見返せるのは体験済みだ。しばらくぶりで観直したこの第一話は、途中クルーたちが拉致されて奇妙な体験をするあたりはダレ気味だが、各キャラクターの登場シーンなど、やはり楽しく見ることができた。 特に最初のあたりでは、【繋ぎ】の意味も含めてか、ディープスペースナインのクワークのバーで、クワークとハリー・キム、トム・パリスが遭遇してくれたりしている。これも初めて観た頃は、まだクワークのほうにも馴染んでいなかったので何の感銘もなかったが、今回見直した時はかなりの感慨があった。 ホログラムのドクター(名前はまだない)も、馴染むまで長かったのだが、今となっては初登場シーンが感動的なほどだ。 あとになって、こういう気持ちになるというのは、それだけキャラクターの魅力が深まっていった証拠だろう。 まずは、ドクターの「成長」がこれからの楽しみだ。(おっぺ) |