| 項目名 | MISSING ACE |
| 読み | みっしんぐえーす |
| 分類 | 特撮映画 |
| 作者 | |
| 公的データ | 監督: 石田秀範 脚本: 井上敏樹 原作: 石ノ森章太郎 出演: 椿隆之 森本亮治 天野浩成 北条隆博 黒田勇樹 剣崎=ブレイドらの活躍により全てのアンデッドが封印されてから4年、彼らは仮面ライダーを引退し、それぞれの道を歩んでいた。そんなある日、戦いの術をなくした剣崎の前に封印したはずのアンデッドが出現、窮地に立たされる。だがその刹那3人の新世代ライダーが登場、ブレイドたちを遥かに凌ぐ強さでアンデッドを倒した。そして剣崎は、封印した53枚のカードが何者かに奪われアンデッドが再び解放されたと3人から知らされる。その上、旧世代ライダーの不要を言い放たれる剣崎。そこへ、見たこともないアンデッド群が現われる…。 (おっぺ) |
| 感想文等 | 正直なところ、テレビシリーズにあまり魅かれるところがなく、半分義理で観ている部分もあり、映画までわざわざ……というのが大きかった。 テレビシリーズの最終回、主人公の行動には、意外な感嘆は感じたし、だからこそ逆に、もっときっちりこのエンディングにつながるラインを造ってくれればとの憾みもあったが、さてそこでと振り返った時、実はこの映画版は、剣崎がテレビ版での選択をせず、もっとオーソドックスにヒーローとして「勝利」した場合での未来図だったわけだ。 こうなっていても全くおかしくはなく、となればテレビ版での迷走も、この主人公にはふさわしいのか?と、少しくらいは思わないでもない(笑)。 それにしても、特に序盤からの謎のギャグのオンパレードには、さすがに頭は抱えた。小太郎成り上がりネタはよいとしても、占い師部分などはその時間でもっと新世代ライダーのキャラクター描写ができたのではないかと思う。募金箱のくだりは、短時間でキャラの印象をはっきりさせてくれるものだったのだから、こちらこそ夏美の相方の方にでも使えば、ただギャンギャンわめくだけの奴、という印象ではなくなっただろう。 募金箱の寸景は、志村の描写としては、あとの描かれ方からは逆に違和感となってしまった気がする。 結局、新ライダーたちは使い捨て、捨て石になってしまったのだが、それであっても、まだ剣崎たちが出てくる前に、印象に残る寸景を入れてあれば……という憾みがある。 ライダーをやめたあとの剣崎が清掃業をしているという、ああ剣崎ってそういう奴だったんだな……という一点で新ライダーたちは圧倒的にかすんでしまうのだ。 剣崎は本当にヒーローでもなんでもない「ただの」人で、本当にたまたまのように、職業の一つとして仮面ライダーをやっていた。ヒーローとかエリートとか、そんなものでは剣崎は全然なかった。仮面ライダーをやったあとの次の仕事がゴミ収集車で町を回る清掃業だなど、やり得るとすればアギトの津上翔一(仮名)くらいだろう。 テレビシリーズを観ていて、どうもこの主人公はヒーローらしさというものがないなと不満足感があったのだが、違ったのだ。剣崎一真はヒーローなどではない。ただの人間、それも弱点も短所も欠点も山ほど持ち合わせた、平均前後の人間だったのだ。 そんな人間が仮面ライダーになったなら……そんな物語が「仮面ライダー剣」だったのかもしれない、今となってはそんなふうにも思う。 レンゲルの睦月にしても、仮面ライダー時代に囚われて、普通のサラリーマンになりたいと思っている。ここで面接シーンがギャグになってしまっているのも残念なのだが、ここがあまりリアルなのもきつすぎるかもしれない。 いずれにしろ、キャラクターの炙り出しはやはりレギュラーライダーの方に持っていかれて、新ライダーたちはいかにも薄い。捨て石とは言え、残念だとは思う。 ストーリーの流れとしては、アンデッドの全復活、もう一枚のジョーカー、新ライダー、剣崎たちの参入、カリス不在から来る天音の陰、ジョーカー2の正体、カリスの復活、暴走するジョーカー2、カリスの真実、キングフォーム、戦いの終わり、天音の光……とエンディングの平和?に向けて、一編完結の映画としてまとまっていたと思う。 それにしても、ラストの馬鹿騒ぎは、これもよくわからない(^^;)。平和になってよかったよ音頭? しかもエンディングテーマのあとのグースカシーンで閉幕というのも……いいのか? ブレイドはこれがいいのか? 個人的にはわからない(笑)。(おっぺ) |